選べば安全第一
最近買った安価なレーザーポインターに付属していたリチウムイオン電池が怪しかったので色々と調べてみました。
出力偽装と容量偽装
そもそも、今回買ったレーザーポインターは532nmの緑で1,980円!届いた物の出力表記は1000mw!?(1W)と書いてあります。そんな馬鹿な。
明らかに出力偽装ですね。実際に照射してみるとせいぜい5mw程度です。手の平に照射しても熱くも何ともありません。測定器は持っていないので絶対的な数値はわかりませんが、そんなもんです。
本題に戻りますが、問題は内部に使われていた18650リチウムイオン電池なのです。容量が6800mAhなんて書いてありますので明らかに容量偽装品ですね。聞いたことも無いメーカーの名前が書いてあります。
付属の充電器も「大丈夫か?コレ!」って位に貧相な物が付属していました。
18650の容量
色々調べてみたところ、18650リチウムイオン電池の容量は3500mAh程度までが限界の様です。(2023.07現在)
ちゃんとしたメーカーで3600mAhまでありましたが、4000mAh以上の表記がある物は容量偽装の可能性が高いです。数字だけ見て喜んで買わない様にした方が無難です。
18650の寸法
リチウムイオン電池の規格で18650とは、最初の2桁18とは電池の直径で、残り650は全長です。
18mmの直径の650mmの全長の電池と言う意味です。
※実際の全長は保護回路が入っているため690mm程度になるのです。計ってみて650mmしかない物は保護回路が入っていない?!危ない物かもしれないですので使用は避けた方が良いです。
ちなみに26650規格の物は直径が26mmで長さが650mmという事になります。
リチウムイオン電池の危険性
リチウムイオン電池が世の中に出始めた頃、一歳年上の先輩がSONYに勤めていて当時はVAIO(パソコン)を作っている工場に居ました。
その先輩から、リチウムイオン電池はエネルギー密度が非常に高いから、爆発的に燃えて危ないんだよね。この位の部屋だったらあっという間に火に包まれちゃう。(八畳間)って言っていたのを今でも覚えています。
実際、過充電や高温にさらされることで火が出てしまう事故が起きていますね。
なのでなるべく安全な電池と充電器を使いたいというのが正直なところです。
安心のKeepPower
今回購入したのはKeepPowerの18650リチウムイオンバッテリーと充電器です。
電池の中身はパナソニック製でICはセイコー社でKeepPowerの保護回路が付いているとの事です。
さて、何で二本組なのかというとちゃんとしたレーザーポインターが18650を二本使うタイプなのです。
海外から航空便で送って来るのでリチウムイオン電池は付属しません。危険物なので飛行機に乗せる事が出来ないそうなのです。
充電器もKeepPowerの製品が良いです。
デジタル表示で一目でわかる。
一番上の表示が今何%なのか。
真ん中がボルト。
一番下が充電を開始してからの経過時間です。
良くある充電器とはえらい違いですね。
LEDフラッシュライトにも
夜間、獣害対策で使ってるLEDライトには26650リチウムイオン電池が入っていました。
こちらのリチウムイオン電池は一応容量表記が5000mAhなので容量偽装はしていないようです。26650は5500mAh位までなので。ちなみにPSEマークも付いてはいますね。
ただ、2分程度の連続照射でライトが暗くなる様に感じます。実際、電源を切って照射し直すとまた元の明るさに戻ります。
安定しないのかな?
さて、こちらのLEDライトですが、10,000ルーメンの明るさ!という謳い文句なのですが、実際そんなにある様には思えません。安い割には明るいのでまあ満足して使っていますが、正直に表記すれば良いのにね。電池も意外と長持ちしないので実際には5000mAh無いのかもしれないです。
それでもKeepPowerの充電器で充電出来ますし、使えてはいるのですが今後どうしよう?この26650もKeepPower製に買い直せば照射が安定するかもしれないですし、照射時間も長くなるかもしれないですね。
安定のKeepPower18650
LEDライトとレーザーポインターで夜間の獣害対策を行っているのですが、KeepPowerを使っているレーザーポインターは出力が落ちるような感じはしないです。
そろそろ充電が必要かな?と思って充電器にセットするとまだ50%位残っていることがほとんどなのですが、それでも出力が落ちたと感じることなく使えています。
KeepPowerの18650はこちら。
充電器はこちらがおススメです。
バッテリーと充電器を買えば、安いLEDライトやレーザーポインター(電池付)よりも高い値段になってしまいます(笑)よっぽど安いリチウムイオンバッテリーが付属しているんだろと思うのです。
まあ、余分にお金がかかってしまうのですが、安心安全な物を使いたいですね。