手すり設置で立位安定
私の勤務している通所リハビリテーションの脱衣場に手すりを取り付けました。
脱衣かごを置く棚があるのですが、なぜか手すりが一本だけしか付いていなくて、その場所を使いたい利用者さんが何人か居るのに使えないのです。
そこで手すりを増設することにしました。
補強しながら取り付け
取り付けたいのは棚の角です。力がかかるのでグラついたり外れてしまっては危ないので工夫が必要です。
1×4材で補強
細い縦のラインに直接取り付けようとしても無理ですので1×4材を取り付けてから手すりを取り付ける事にしました。
割れ防止のためあらかじめ細いドリルで穴を空けておいてからコーススレッドビスを打ち込みました。
上三か所、下三か所、途中四か所で計10本コーススレッドビスで固定しましたので手で引っ張ってもビクともしません。
いよいよ手すりを固定します。
コーススレッドビスが裏に飛び出してしまいますので短く切った1×4材で受けました。
多少見た目が悪くなっても安全優先で確実に取りける方が良いと思います。
キャップをして取付完了となりました。
こんな手順で合計3本取り付けました。
手前から2本目に付いている白い手すりが最初から付いている手すりです。何で1本だけ?
施工業者が手すり付きです!って言いたいだけですね。とりあえず何でもいいから付けとけば良いって感じですかね。
例えば、この白い手すりにつかまって立つにしても、1本だけだと両手でこの1本につかまる事になりますので不安定なのです。身体が傾いてしまうのです。
これが左右の手を広げて二本の手すりにつかまることが出来れば安定感が段違いに増すわけです。
実際に利用者さんに使ってもらいましたが好評でした。
設計する人も工事をする人も、介護の現場を知らないからなあ。逆にこんな邪魔な所に所に何で手すり?って場所があったり、所々にトンチンカンな所があるものですね。
手すり設置まとめ
ここに手すりがあったらなあ。って場所があると思います。そんな場所には手すりを取り付けてみると良いと思います。使い勝手が増すと思います。
グラついたり外れたりしない様に補強しながら取り付けてみましょう。
あると便利です。