パルス充電で復活
バイクのバッテリーの冬越し方法としては時々エンジンをかけて乗って充電してあげるか、バッテリー端子を外しておくのが良いと思います。
今年の冬は連日マイナス10℃以下が続き、時にはマイナス15℃に達する日もありました。
そんな中、KLX125の場合はバッテリー端子を外すためにはサイドカバーを外して、シートを外さないとバッテリーにアクセス出来ないので面倒くさいのです。
ならば時々エンジンをかけて乗ってあげればよいのですが、真冬には面倒くさくてやらなくなってしまうのです。
案の定、バッテリーが弱ってしまいました。
キーをオンにすると一応まだ電力は残っている様でメーターが点きます。
しかし、セルボタンを押してエンジンを始動しようとすると弱弱しい音とともにやっとこセルが回る状態です。
この状態ではセルを回すのがやっとこで、点火プラグに回る電力が弱くて始動が困難になってしまうのです。
左右のサイドカバーを外してシート外しました。指の先にあるのがバッテリーです。
面倒だけど仕方ないですね。
充電開始
充電器をつなぐ前に必ずキーは切っておきましょう。
赤が+端子へ、黒がマイナス端子へ。間違えないようにしましょう。
さて、バッテリー充電器を接続してみたところ11.8Vと表示されました。
まあ、ちょっと弱いけどこのまま充電をすれば大丈夫かなっと思い充電開始。
ところが診断結果でエラーコードF01が返されてしまいました。
エラーコードF01は「バッテリー不良(充電しても維持できないバッテリー)の可能性があります。」と記載されています。
何度やってもエラーになって充電が開始できません。
とりあえずエンジン始動で自己充電
何とかセルが回るので、とりあえずエンジンを始動してアイドリングを高めに保っていればバイク自身で充電が出来るからそうしよっと。
ところが、始動できないままついにセルが回らなくなってしまいました。
XTZ125からジャンピングでエンジン始動
ダメだ~。ついにセルが回らなくなっちゃった~。
隣にあったXTZ125からブースターケーブルをつないでエンジンを始動することにしました。
この状態でKLX125のセルボタンを押すと、元気にセルモーターが回って一瞬でエンジンが始動できました。やっぱ弱ったバッテリーではダメなんだね。
ちなみにXTZ125のバッテリー電圧は12.8Vでした。
KLX125はアイドリングのまましばらく放置して自己充電をかけておきました。
といっても10分位です。
再び充電器で充電開始
その後、エンジンを停止してからバッテリー充電器を接続してあげると自動診断が始まり、無事にパルス充電が開始されました。
一度エンジンを始動して自己充電をかけたのがバッテリーの刺激になって良かったのかもしれません。
あと、あまりに寒い時に充電器で充電しようとするとエラーになる様です。暖かい日を狙って充電しましょう。
過放電状態で電力がほとんど残っていないバッテリーもエラーになってしまいます。
バッテリー充電器まとめ
今回の充電器ですが、バイクの小さなバッテリーから乗用車やトラック、重機やトラクターのバッテリーまで充電可能です。(12V専用です。)
私は重機(バックホウ)とトラクターのバッテリーにも使いました。
接続するだけでバッテリー診断が始まり、必要ならパルス充電が始まり、必要無ければ普通に充電がスタートします。バッテリーの大きさなんかも自動で選択されますのでお任せで大丈夫です。
この全自動バッテリー充電器は良かったです。