洗い物&水遊び

先日、農作業小屋に土間コンクリートを打って焼き肉ハウスを作りましたが、洗い物が出来る様にしたいと思い流し台を設置することにしました。

ついでに孫が遊びに来た時に思いっきり水遊びが出来る様にしました。

廃材の流し台

そうは言っても低予算で作りたいので、流し台は廃材を再利用することにしました。

何と、大昔に母屋で使っていた流し台が屋外に放り出してあり、風雨に当たり木材が劣化して扉や引き出しがボロボロになり、ステンレスの部分だけが残っていた物があったのです。

邪魔だから廃品回収に出してしまおうかと思った時もあったのですが、何かに使えそうだと思って残しておいて良かったです。

まずはコイツに足を作りました。

孫サイズで作成

二歳半になる孫は水遊びが大好き。しかし、庭でやられると泥になってしまって後が大変です。土間コンクリートを打ったこの場所なら思いっきり遊んでもらって結構!

孫が遊びやすい様に足を短くして低く作成しました。

木材で四角く枠組みを作り、上に流しを乗っける感じです。四隅は足を付けるので補強しています。

高さは40cmです。踏み台に登れば丁度良い感じのサイズだと思います。その分大人が洗い物をする時には腰をかがめないといけないのでちょっと大変ですが、毎日使うものではないので我慢しましょう。

ここに乗っけるだけで流し台の完成です。ぴったり乗っかりました。

排水はどうする?

さて、排水はどうするかというとラッキーな事に後ろのブロック塀の裏に100の排水パイプが通っていたのです。

排水パイプに接続できる高さの所に50のパイプが通せるように、小型の削岩機を使ってブロック塀に穴を空けました。

細かな部分はノミとトンカチを使って削りましたが、何とかピッタリの穴を空けることが出来ました。

ここから先の接続をどうしようかと考えましたが、今回は50のパイプがギリギリハマる様に100のパイプに穴を空けて差し込む事にしました。

ドリルで細かく穴を空けてから抜いて、カッターで微調整をしてはめ込みました。

後はL字を使って壁から出てくるパイプと接続すればOKです。

この部分には塩ビ用の接着剤を使ってしっかりはめ込みます。上から見るとブロックの壁を挟んでこんな感じに接続できました。

100のパイプとの接続部分にはシリコンコーキング剤をたっぷり塗って水漏れしない様にしました。

これで排水工事は完了です。流し台を置いてみました。流し台の排水溝の真下に排水パイプが来るようにして水を受けます。

水道は自家水道

我が家には山から引いている自家水道があります。下界の町でもまだ井戸が主流だった大昔。この集落の皆で協力して湧き水が沸いている場所に貯水タンクを作り、そこから各家庭に水道を引いたのだそうです。

山の中なので上に人家はありません。すごくきれいな湧き水が出ている場所があって、その水でお茶やコーヒーを淹れると美味しいのです。もちろん水質検査を行って飲用許可になっています。

この自家水道をここで使える様にしました。

写真左から右まで伸びているのが本線で20のパイプで来ています。

丁度止水バルブが経年劣化で水漏れが発生しており、また完全に止水出来なくなっていたのでバルブも中古の良品に交換しました。

本線にT字を噛ませて13のパイプで流し台用の配管を取り出しました。L字が足りなくなってしまいT字を使っています。

支線に付いている赤いバルブを閉めると焼き肉ハウス内の水が止まります。このバルブも中古の良品です(笑)

ブロック塀の裏側を掘り水道管を敷設しました。

要水道凍結防止策

私の住んでいる場所は標高1000mの山奥です。何と、この冬もマイナス14℃位まで下がりましたので冬場の水抜きは必須なのです。

でも、不凍栓を購入すると2万円近くかかってしまうため、中古のバルブを使って水抜きを作りました。

緑のバルブ付近が一番低くなっていて、赤の止水バルブを止めてから蛇口を開き、緑の水抜きバルブを開くと水道管の水が抜けてしまう仕組みです。

排水バルブを開くと計画とおり管内の水が排出されました。これで凍結対策も完璧です。

各バルブにパイプをかぶせて埋め戻せば作業完了となります。

めでたく水道も完成しました。

この蛇口も中古品です(笑)

この場所は元々農業用ハウスなので日中は結構暖かくて水遊びに最適なのです。

流し台と水道まとめ

私は若い頃、土建屋さんで働いていたことがあって時々設備屋さんと組んで水道工事なんかも行っていました。本管敷設工事や宅内の引き込み等を行っていましたので、その時の経験が役に立っています。

流し台が出来て水道も通ったのでこの場所での焼き肉と水遊びが楽しみです。土間コンクリートを打ってあるので泥にならないし、木工作業なんかもここで行おうと思っています。

ちなみに。かかった材料費は流し台の足の材木とパイプ類だけなのでざっと勘定して3,000円位でしょうか。

バルブや蛇口の中古品の在庫が無くてもしも購入していたら、およそ+15,000円ってところでしょう。

安価に出来て良かったし、焼き肉ハウスが快適になってうれしいです。