お味噌汁に最高

今回は「原木なめこ」の栽培方法を紹介します。

スーパーなどで普通に買える「なめこ」ですが、瓶を使った菌床栽培が主流です。家で栽培するとしたら原木栽培が良いと思います。

基本しいたけ栽培と同じ方法で栽培できますので比較的簡単です。

お味噌汁に入れるのが一番美味しいかな。と思います。

なめこ栽培の手順

比較的簡単に栽培できると言ってもそれなりに準備が必要になります。

原木の調達

なめこに適しているのは桜の木が良い◎と言われています。他にナラ、ブナ、トチノキ、クルミ、ヤナギなどの広葉樹が利用できます。

いつもはナラの木に植えていますが、今年は桜の木を切る機会があったので桜に植えてみる事にしました。

直径10cm〜15cmの物が取り扱いが楽で良いです。長さは90cmに切りました。あまりに太い物だと重くて大変です。

必要な道具

・ドリル

なるべくトルクの強い物が良いですが、桜の木ならDIY用のドリルでも穴あけはできます。

・しいたけビット(ドリルの刃)

森産業さんで出している穴の直径9.2mmの物を使用しています。他のメーカーの物でも8.5mm〜9.2mmあれば良いです。8.5mm以下になると打ち込みにくくなってしまいます。

・トンカチ

種駒を打ち込む為に使用します。

・種駒

森産業さんのなめこの種を植えます。肉厚で美味しいなめこがぞくぞく生えます。

植菌(駒打ち)

まずは原木に穴を開けて行きます。今回使ったドリルは家庭用であまりトルクの強くない物です。20年位前にホームセンターで格安で購入した物です。柔らかめの木ならこの程度のドリルでも大丈夫です。

穴は交互に開けます。千鳥植えといいます。

付属の説明書を見ると直径10cmの原木だったら40個位打ち込む様に書かれています。

直径が太くなれば列の数が増え、打ち込む駒の数も増えます。

まあ、そんなに厳密な物ではありません。

私の場合は25個〜30個程度で植えています。これでちゃんと収穫できていますので大丈夫です。

これが箱から取り出した駒(種)です。

この駒を指で穴に挿して行きます。

トンカチで打ち込みます。

リズムよくトントントントン打ち込んで行きます。この時の音が楽しいです。

駒は深く打ち込みすぎないようにしましょう。面一(つらいち)になれば大丈夫です。

仮伏せ

山を持っていれば樹木の下の日陰に伏せておけば良いです。

今回は住宅の北側のあまり日が当たらない場所に積んでおきました。

時々散水して湿っぽくしておけば大丈夫です。直射日光が当たらない場所に置きましょう。

梅雨明けの頃、広げて地面に伏せる様にして時々天地返しを行います。

発生まで二夏経過かかります。春植えたら来年の秋の収穫です。

ちなみにトップの写真ですが、以前ナラの木に駒打ちした我が家のなめこです。アップするとこんな感じで生えています。

家庭菜園でもこんなに立派ななめこが収穫できます。みなさんも行ってみてはいかがでしょう。

お味噌汁に入れると最高に美味しいです。

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