スピードと耐久性と安定
自分で焙煎して飲むコーヒーは格別の味ですね。
しかし、焙煎した豆は粉に挽かなくて飲めません。少しの量なら手動式のコーヒーミルで行っても良いのですが、量が増えると結構な重労働になってしまいます。
実際に私もフライパンで焙煎している時は手動式のコーヒーミルを使って粉にしていました。
ゴリゴリゴリゴリやっている時間は香ばしい香りと手応えを感じられ、とても楽しい時間でした。
ところが、焙煎機を購入するとコーヒーの量が一気に増えます。職場で皆んなで飲むためだったり、友人知人に分けてあげるために焼く量は一回200g位になるのです。
ゴリゴリゴリゴリやるのが楽しいどころか苦痛になってしまったのです。手間がかかって腕はだるいし痛くなるしで手動式のコーヒーミルでは追いつかない量になってしまったのです。
そこで購入したのが富士珈機「フジローヤルみるっこDX-R220」というコーヒーミルです。スッとぼけた様な名前の機械なのですがなかなかどうして。
喫茶店などで業務用に使うオーナーさんも多いとの事。
耐久性と挽き具合の安定性には定評があり、更にスピードが早いという三拍子が揃ったこのマシン。実際に知り合いのカフェのマスターもみるっこDXを使っていました。
みるっこDX-R220で挽く手順
では、ジェネカフェで焙煎したブラジルサントスNo2を粉にする様子を紹介したいと思います。
200gのコーヒー豆をセット
みるっこDXでは一回で焙煎済のコーヒー豆200gを挽く事が出来ます。
カップにほぼ一杯まで入れると200gです。
ダイヤルは6〜7にセット
挽き具合は細挽きから中挽き、粗挽きまで、ダイヤルの数字を変える事で対応します。
通常は6〜7に合わせれば大丈夫です。
ダイヤルを5に合わせると細かく挽く事が出来ますし、反対に7とか8に合わせると粗挽きになります。コーヒー豆の種類とか焼き具合と挽き具合で味は変わってきます。
※ダイヤルは1〜10まであり、数字が小さいほど細かく挽けます。
何度か試して自分好みの味になる位置を探してみてください。
パワーオン
電源スイッチをONにします。ウイーンとモーターの回る音がして準備完了です。
ブレートを開くと豆が落ち、挽きが始まります。
ジャーっと景気良い音がしてミルが始まります。
30秒でミル完了
ちなみに200gの焙煎済豆が何秒で挽けるのか計測してみました。
結果30秒でカップが空っぽになって挽き終わりです。早い早い。
200gの豆を手動で挽くとなると何分かかるんだろう?腕は疲れるし大変です。
200gでギリギリいっぱいです。
挽き具合は均一に挽けていて嬉しい限りです。手動ミルだと力の入れ加減で粗くなったり細かくなってしまいますが、みるっこDXならダイヤルをセットするだけで均一に挽けます。省力化と合わせて品質も保てるわけです。
そして、蓋を開けた時のコーヒーらしい素晴らしい香りときたら、もうたまりません。自家焙煎をしていて幸せを感じる瞬間でもあります。
ちなみにこの200gは友人に頼まれたものなのでビニール袋に入れて納品です。
あと、入れ物に静電気が発生して粉がくっつくのですが、残った薄皮だったり芯のところの皮が良くくっつきます。
掃除が大変というレビューもあるようですが、薄皮が残るのでこれはこれで良いのではないかと思います。
流しの角でコンコンやれば取れてしまいますし、さっと洗えばすぐに綺麗になってしまいます。
細かい粉は若干散らかってしまいますが、掃除機で吸えば大丈夫。
特に吐き出し口の所に残りやすいので挽いた後は吸い取っておきましょう。
富士珈機(フジローヤル)とは
株式会社富士珈機の設立は昭和30年とのことですが、昭和初期からから珈琲の輸入販売を手がけてきた歴史ある会社です。
本社は大阪市浪速区稲荷にあり、東京支店、札幌営業所、大阪と埼玉に工場を持っていて、コーヒーミルやロースターはじめ、珈琲関連商品の製造販売をはじめ、焙煎教室や珈琲教室の運営も行っている会社です。
日本で最大の珈琲関連機器のメーカーさんなのです。(安心感)
みるっこDXまとめ
私は2018年から年間100kgほどの生豆を焙煎していますので、今まで200kg以上みるっこDXで挽いています。
・高い耐久性
これだけ使っていても不具合は全くありません。壊れにくいというのは安心です。
・安定した挽き具合
ダイヤルをセットするだけで細挽きから中挽き粗挽きまで安定して挽く事ができます。新品の時から変わらぬ挽き具合を保っています。
・スピード
200gの焙煎豆を挽くのに30秒で完了してしまいます。この速さはありがたいです。
知り合いの喫茶店のマスターも業務用として使っているフジローヤルの「みるっこDX-R220」。焙煎する量が多い方にはオススメです。
もう手放せません。
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