自宅で美味しいコーヒーを

今まで使っていた焙煎機の調子が悪くなってしまったため思い切って「ジェネカフェ」を購入しました。

少々値段が高いので、購入をとまどっている方も多いのではないでしょうか。私も値段で負けて違う焙煎機を買って使っていましたが、最初から「ジェネカフェ」を買っておけば良かったのに。という結果になりました。

最初の自家焙煎からジェネカフェまで

私が最初に自家焙煎に興味を持った時、多くの皆さんがそうだった様に「ガスコンロとフライパン」でスタートしました。

とりあえず家にあるものだけでスタート出来るため、しばらくの間ガスコンロとフライパンで行っていたのですが、一回につき20分程度フライパンを振り続ける手間と飛び散るチャフ(薄皮)に次第に疲れてしまいました。

そこで一台目の焙煎機を購入したのですが、その機械は「ジェネカフェ」とは違うマシンでした。当然ジェネカフェも検討したのですが予算的に難しく、安価な物を選んだのです。

残念ながらそのマシンは販売元?製造元?がコロコロ変わるみたいでアフターサービスがイマイチ。故障個所をパーツ毎に購入することもできなくて修理を諦めました。

そこで、以前から気になっていた「ジェネカフェ」の購入に踏み切ったのです。

ジェネカフェの良い所

結構なお値段の機械ですので、いざ購入しましたが失敗でした!あ~あ。となってしまってはたまったものではありません。しばらく使ってみてわかった事を記載したと思います。

アフターパーツが充実

ジェネカフェを調べたところ主要なパーツ「ヒーター・温度センサー・焙煎ドラム・メイン基板」はじめ細かなパーツまで購入して自分でDIYで出来る事がわかりました。

また、DIY修理に自信の無い方は購入元で受け付けてくれます。

長く使うためにはアフターパーツやサービス体制がしっかりしている事が大事ですね。

温度と時間を細かく設定可能

何と、温度設定は1℃単位で最高250℃まで設定可能です。設定温度と実際の温度の比較もデジタル表示で確認できます。

焙煎時間も6秒単位で細かく設定できますし、途中で打ち切る事も延長することもダイヤルを回すだけで可能です。

以前の焙煎機は温度や時間の表示が無かったため、何度か焼いてみて、何となく良く焼けるタイミングを別途キッチンタイマーを見ながら焼け色を目視で確認して強制停止していました。

そんな調子だったので詳細なデータを取りながら焙煎することは出来ませんでした。

ジェネカフェなら温度と時間の表示が出ます!実際使ってみるとこんなに便利なんだと納得でした。

最大250gの生豆を焙煎出来る

家庭用焙煎機としては最大で、生豆250gまで焼くことが出来ます。

焼くと20%ほど重量が減ってしまうので焼き上がりはおよそ200gになりますが、家庭用とすれば充分な量です。家族みんなで飲んでも1週間位飲めます。

時々友人知人に焼いてあげる時も200g納品できると丁度良い量なのです。

焙煎度合いを目で確認できる

焙煎ドラムが耐熱ガラスで出来ていますので、焼けて行く様子が良く見えます。

私が好きな焼き具合はコーヒーオイルがある程度出た頃の焼き具合です。結構深めなのですが、焙煎中の豆を見ていてコーヒーオイルが出て光る豆を一つ見つけたたらすぐにタイマーのダイヤルを回して残り時間を0にしてしまいます。

すると、すぐに冷却モードに入るのですが若干余熱で焙煎が進んで丁度良い焼き加減で終了することが出来るのです。

耳を澄ませているとハゼ音も聞こえますので、2ハゼが始まったたのを聞いてから冷却に入れば2ハゼ中間位で止める事も出来ます。

自分の好みで何度か実験してみると良いと思いますが、ここでも温度と時間が表示できるので再現性があって便利なのです。

チャフコレクターが優秀

自家焙煎の悩みの種といえばチャフ(薄皮)が飛び散って周囲が汚れる点ですね。

最初の焙煎機のチャフコレクターも良く出来ていたのですが、取り出しの時にどうしても若干こぼれてしまいました。

その点、ジェネカフェのチャフコレクターは優秀でほとんど周囲を汚すことなくチャフの回収が出来ます。

掃除が楽になりました。

ジェネカフェのイマイチなところ

完璧な商品なんて世の中にはありません。さんざん褒めておいて何ですが、ジェネカフェのイマイチなところも記載します。

値段が高い

やはり一番はそのお値段。家庭用で8万円ちょっと超えてしまう値段はかなり敷居が高いと言えます。一台目にジェネカフェを選ばなかった理由がこれでした。

今思えば最初からジェネカフェを買っておけば良かったと思うのですが、当時は焙煎機に8万円を超えるお金を払うことが出来ませんでした。

もう少し安ければなあ。値段で踏みとどまってしまっている方が多いのではないかと推測されます。

案外大きい

実測してみたら横幅49cm奥行24cm高さ28cmあります。

特に横幅49cmは置き場所に困ります。

ただ、右で熱を発生させて真ん中のドラムに送り、左の煙突へチャフと煙を送るという一連の流れを考えると横幅が長くなってしまうのは仕方ない事なのかもしれません。

樹脂が安っぽい

外装のほとんどが樹脂なのですが、特にチャフコレクターと煙突部分の樹脂が安っぽいです。更に、金型の精度が悪いのか?組み立てが悪いのか?煙突とチャフコレクターのつなぎ目に隙間があります(笑)

バラシて組みなおしてみましたがこの隙間は消えませんでしたので金型の精度が悪いのでしょうね。普段ガンプラを作っている私はこんな制度の悪さが気になってしまいます(笑)

熱を持つ場所なのである程度熱に強い樹脂を使っているので仕方ないのでしょうけど、安っぽく見えてしまう箇所です。(機能的には問題ありません。)

ジェネカフェまとめ

3点ほどイマイチな点を書かせていただきましたが、一番肝心な焙煎機能に関しては文句がありません。

・毎回自分好みの焼き具合に焼くことが可能です。

温度設定や実際の温度や時間設定が細かく設定できますので、毎回同じ焼き加減で仕上げる事が出来ます。データが取れて再現性があるという事で、失敗が少ないのが良いです。

焼き具合を目視で確認できますので、最悪は強制終了して豆を取り出してしまえばそこで煎り止めが出来ます。

・アフターパーツが充実しているので長く使えます。

熱を発する機械ですし回転部分もありますのでいつかは故障します。でも、交換パーツを購入できるので長く使うことが可能です。

ジェネカフェが長年愛されている理由はこんなところにもあるのでしょう。

今まで使っていた焙煎機よりも簡単で、しかも確実に焙煎出来てチャフも散らからない。家庭用焙煎機はこれで決まりですね。

コーヒーのいろいろをまとめたページ。

コーヒーの自家焙煎と美味しく飲む方法:DIYでやっちゃえ!