間近で撮る

今まで、我が家の餌台に来る野鳥を撮影する場合、離れた場所から望遠を使って撮っていました。

これだと警戒されずに撮影することができますが、鳥達の声がうまく入りません。

そこで安価なアクションカメラを買って設置してみたところ、スズメの姿と声をバッチリ捉えることができました。

バイク動画も撮っています。

実験1 クリップマウント(失敗)

別の撮影のために購入してあったクリップマウントを使って、餌台にアクションカメラを取り付けることにしました。

クリップマウントのネジにアクションカメラを取り付けます。

餌台の屋根にクリップを挟み込んで野鳥が来るのを待ちました。

怪しまれて失敗(笑)

急に黒くて変な物が取り付けられたためでしょうか?警戒されてしまいました。

さっきまでここで食べていたのに、待てど暮らせど来なくなってしまいました。この状態で一日待ちましたが全然来ません。

次の休み。取り付け方法を変えてみました。

実験2 ガムテープ(成功)

クリップマウントが黒くて大きいのと、アクションカメラも黒くて目立ちます。そこでアクションカメラを茶色いガムテープでくるんでから、餌台の屋根の裏にガムテープで取り付けることにしました。

ガムテープの色が茶色なのであまり目立たなくなりました。

拡大してみましょう。

レンズだけは隠せないので仕方ありません。

しかし、こんな急ごしらえの設置方法で来てくれるか心配でした。

設置4分で来た

ガムテープで設置して様子を見ていました。

屋根の上で警戒しているスズメが三羽居ます。これ以上近寄ってきません。

しかし、開始から約4分後です。この辺りのスズメのボス(たぶん)的な個体がやってきました。

この個体は一番威張っている奴です。度胸があるというか、肝っ玉が座っているというか。カメラの存在に気がついてチラッと確認する様子が写っていましたが御構い無しに食べ始めました。

その後、もう一羽やってみましたがカメラの存在に気が付くと慌てて逃げて行きました。

カメラを見つけて慌てて逃げる様子が写っていました。

その後、離れた場所から様子を見ている姿も写っていました。

実験3 音声収録(良好)

遠くから望遠レンズを使って撮れば怪しまれることはありません。

ただ、この場合はスズメの声をきれいに撮ることが出来ません。

最大に寄ればここまで大きく撮れますが、やはり声が撮れません。

ところが、アクションカメラを使って間近で撮ると、スズメのリアルな声が撮れていました。

また、結構な広角レンズですので広い範囲が映ります。

安価な1Kカメラで充分

実は4 Kのアクションカメラも買ってみたのですが結局1k(1080p)のアクションカメラを使っています。その理由は次のとおりです。

4kアクションカメラの弱点

✔︎ 暗い場所に弱いです。

ピーカン(晴天)だったら大丈夫ですが、曇っていたり夕方になったり室内だと色が悪くなって画面も荒れてしまいます。

1Kカメラの方が暗い場所でもきれいに撮れているのです。

詳しく書くと書き切れないのですが、画素数が多いと一つ一つの画素が受ける光の量が減るわけです。それを感度を上げて明るく見せるので色が悪いし画面が荒れてしまうのでしょう。

アクションカメラについては必ずしも「4K=高画質とはならない」ので注意が必要です。

✔︎ 編集が重たい

パソコンのスペックがかなり高い物でないと編集でイライラします。結局1kとか720pで撮ることになります。

✔︎ 広角レンズ?思ったより狭い画角

広角レンズとうたっていますが1kカメラと比べると狭くなっています。(メーカーによる違いもあるかもしれません。)

手振れ補正を入れると更に狭くなってしまうので注意が必要です。

皮肉なことに、値段の安い1k(1080p)のアクションカメラの方が映像がきれいで編集もしやすいという結果に。

私の場合1080pのカメラを720pで撮って編集してYouTubeにアップしています。

景色や花など、高精細な映像作品的動画を撮りたければデジタル一眼や本格的なビデオカメラを使うべきでしょう。でも、そんな物が目の前にあったら野鳥たちは絶対近くに来てくれません。

用途によって使い分ければ良いのではないでしょうか。

バイク動画も撮っています。

動画版も作りましたので良かったらご覧ください。

野鳥のことをまとめたページへ。

野鳥と暮らす