安価に済ませる
奥さんの職場でお客さんが増えて下駄箱が足りなくなってしまったとのこと。今まで本棚を買って横にしてとりあえずの下駄箱にしていましたが、それでも足りなくなってしまいました。
そこで、本棚を改良してもっと多くの靴を収納できるようにして欲しいとの依頼です。
板一枚の追加で収納倍増
もともと縦置きのカラーボックスを横にして使っていたとのことですが、普通の靴だと上が空きすぎてもったいないから、板を一枚追加して2段にして欲しいとのこと。
まずは間に入っている板を外してしまいます。
裏板は挟まるようにして付いていましたのでここまでバラしました。
もう一度組み直して内寸を計測します。
横幅84.3cm奥行き26.0cmでカットすればピッタリはまることがわかりました。
買ってきたのは長さ90cm幅30cm厚さ1.3cmの桐の板です。軽いし加工が楽ですし安いです。また、靴を置くだけなので重たい物が乗るわけではありません。変形の心配もないでしょう。
丸ノコで寸法通りにカットしてはめてみたところピッタリです。
ただし、このままの色では桐の板だけが目立ってしまいます。また、濡れた靴を置いた場合汚れが染み込んで汚くなってしまいますので木部保護塗料を塗りました。
もともとのカラーボックスの色に近い物を選びました。ニッペの木部保護塗料(水性)色はメープルです。
最近の水性塗料はかなり使えると思います。私が感じている良い点は次の通りです。
✔︎ 臭くないのでその日のうちに屋内でも使えます。
油性塗料だと2週間くらい匂いが抜けなくて、屋内での使用はできません。
✔︎ 乾きが早いのですぐに使えます。
2度塗りしても2時間もあれば大丈夫。真夏だったら30分もあれば次の工程に入れます。
✔︎ 色が豊富なので合わせやすいです。
クリアーと混ぜることで色の濃さの調整もできます。
✔︎ 手入れは水道水でOKです。
筆洗いは水で良いので簡単です。また希釈も水でOK。油性のように油臭くならないし、別途薄め液の必要がありません。
✔︎ UVカット機能。
木部保護塗料を塗らずに使っていると、たとえ室内の使用でも木の表面が変色してきます。塗っておけば色変わりの心配がありません。
イマイチな点もあります。
✔︎ ツヤが出ない。
油性ニスの様なピカピカのツヤを期待してはいけません。
欠点といえばこの位しか思いつきませんので、ツヤが欲しい物以外は水性塗料しか使っていません。
カラーボックス改良下駄箱完成
塗料が乾いたらスリムビスを使って板を取り付けました。
色もピッタリですし、室内に持ち込んでも匂いがありません。
これで収納力が倍になりましたのでしばらくしのげる事でしょう。
ちなみに愛用の木部保護塗料(水性)はこちらです。
DIYのあれこれはこちらから。