安価に自作
前回は入所者の面会用のパーテーションでしたが、今回は通所リハビリ利用者のために卓上タイプのパネルを作りました。
引き続き低予算で効果的な物を作るのがポイントです。
作り方手順
何しろ低予算で作らないといけないので材木の製材から始まります。
製材
カット済みの角材を買ってくればこういう手間は要らないのですが、一本が二本になれば多少は安くできるというものです。
角材は2cm×3cmで作ればうまく行きます。このサイズで売っている角材を買ったほうが早いですね。
表面は電気カンナを使ってきれいにしました。
カンナをかけるて減る分まで考えて2.2mm位の厚さでカットしています。
塩ビパネルをはめ込むための切り込みを入れます。
切り込みの深さは1.5cmです。
テーブルの横幅は150cmなので、幅150cmパネルの高さは50cmになる様に木材をカットして組み立てます。
組み立てにはスリムビスを使いました。
試作品
テーブルは全部で3台とハーフサイズが1台です。いきなり4台作ってしまわず最初の1個は試作として作ってみます。
あらかじめドリルで穴を開けておいてからねじ込みます。こうすると割れてしまうのを防ぐことが出来ます。ビスもスリムビスを使えば割れにくいです。
テーブルの角をこんな風に作ってみました。
しかし、部品点数を減らすため縦枠を延長して机の角にはまる様に変更しています。
完成品
試作品を作ってみて改良したい箇所を改良してから本格的に組み立てました。
今回は部材が細いためビス止めだけでは心配なので接合部にエポキシ系接着剤を塗って固定する事にしました。
二液を混ぜて使うタイプの接着剤です。5分硬化型だと忙しいので30分硬化型を使いました。
木部保護塗料を塗って焼け防止を行いました。これを塗っておかないと次第に変色してしまい、見た目が悪くなってしまいます。
角のところが改良されているのがわかりますでしょうか。縦枠を延長して机の角に引っかかる様にしています。
中に入れるパネルは塩ビ板で、180cm90cm厚さ0.5mm厚の物をカットしてはめ込みます。
塩ビ板だと価格的に安いのとカットが楽にできます。また、0.5mm厚なら透明度も問題ありません。
実際にテーブルに置いてみたところ、倒れやすいと感じたため真ん中に足を足しています。また、左右の足と真ん中の足の裏には滑り止めを貼り付けました。
角のところはこんな感じに机の角に引っかかる様になっています。
下枠については1×4材を半分にカットして使って高さを増す様にしました。
実際に使ってみた様子はこんな感じです。
高さは50cmあれば飛沫防止には大丈夫でした。塩ビ板の透明度も問題なく、素通しの様に見えます。
塩ビ板は180cm×90cmですが、150cm×45cmでカットすれば2枚分確保できます。パネルの高さは枠も含めて50cmになり、材料費を減らす事にもつながりました。
大工さんや業者さんにお願いして作ってもらえば出来栄えが良いのですが、かなりの費用がかかってしまいます。厳しいご時世、安価に作りたい方は、材料や形など参考にしていただけると幸いです。
ちなみに要の塩ビ板1800×90厚さ0.5mmは通販で買うより近所のホームセンターで買った方が安かったです。1枚1,700円位で購入できます。
そのほか、木材やスリムビス、エポキシ系接着剤や木部保護塗料なども近所のホームセンターで買える物ばかりです。
追記:あるじゃん!
後日、アマゾンを覗いたら今時は製品としてあるじゃん!という事になりました(笑)
サイズはピッタリとはいかないと思いますが、並べて置いても良いし、こっちの方がカッコイイですね。