高齢者とご家族の面会に

私の本業は介護施設の介護職なのですが、ご時世で入所者とご家族の面会にも感染予防に気を使っています。

そこでスタッフの皆んなから、面会の時にしっかりと顔が見れて話ができて、飛沫の防止が出来る様なパーテーションを作って欲しいとの相談があり作ってみました。

大きさや形など、参考にしていただければと思います。

作り方の手順

面会場所は玄関フロアで自動ドアを挟んで行っていましたが、飛沫を防止するめ自動ドアを閉めたまま行っていたため会話になりませんでした。そこで、自動ドアを開いて面会するのですが、2メートル以上の距離を保って行います。しかし、今度は遠くて話ができません。

考えたのは自動ドアを半開きにした状態で置けるパーテーション。

ポイントは

・透明で顔が見える事。

・少し隙間があって声が通る事。

・立ったままのご家族の身長に合わせて高い事。

材料の調達と製材

湯水の様に予算を使っていいなら最初から大工さんに頼めば良いのですが、厳しいご時世なので出来るだけ自分たちで何とかしようという精神。

材料もホームセンターで松材の角材やら2×4材を買ってきて自分で製材しました。

松材の製材

松材は6本の束で1000円というリーズナブルな物で、長さはおよそ200cmです。それを半分にカットして使います。2cm×3cmの角材にしてから電気カンナをかけて表面を綺麗にしました。

次に、塩ビ板をはめ込むための溝を切ります。

2cm厚の角材に1.3cm位切り込みを入れました。

この溝に0.5mmの塩ビ板(180cm×90cm)をそのままはめ込んでしまいます。

組み立て

コーススレッドビスを打ち込んで組み立てを行いましたが、いきなりだと割れてしまうためあらかじめドリルで穴を明けてから打ち込みます。

今回のビスは普通のコーススレッドビスを使いましたが、スリムビスの方が良かったかもしれません。割高になりますが材料が割れにくいですし見た目も綺麗なので次回はスリムビスを使おうと思います。

やっぱりちょっと割れちゃった。

脚の取り付け

脚は2×4材を台形にカットして取り付けます。長さは40cmです。

パーテーション自体の高さが196cmになります。(自動ドアの高さギリギリに合わせているため。)

使っているうちにどうしても動いてしまうため、後でもう一度バラしてエポキシ接着剤を使って完全に固定しました。

キャスターの取り付け

使わない時は仕舞います。移動が簡単にできる様にキャスターを取り付けました。

座金の高さまで入れて3cmの物で一番小さなタイプです。

設置して確認

ここまで出来たら実際に自動ドアの所に置いて確認してみました。自動ドアは電源を切って手動にしています。

パーテーションの高さは196cmで作りましたので自動ドアの上部もギリギリです。

左右の隙間は2×4材の脚の厚みの分、4cm×2=8cmになります。

入所者はこちら側で椅子に座るか車椅子のまま。ご家族はあちら側で立ったまま面会します。これだけの高さがあればかなりの高身長の方が来ても大丈夫かと思います。

面会してみての感想

ご家族から「近くで表情がよく見えるし声も通るので会話が出来る。」と好評をいただきました。

入所者の方々も笑顔が出ていましたので良かったです。ただ、前に乗り出してぶつかりそうになった方も居た様です。塩ビ板の透明度が高かったり、歪みが少ないこともあってそこにパーテーションがあることに気がつかないか忘れて話に夢中になってしまうみたいです。

何かシールでも貼って見える様にしないといけません。

改良点

たまたま他のお客さんが来て外側の自動ドアが開いた時に風が来て、パーテーションが動いてしまったとのこと。倒れはしませんでしたが、もしも倒れると入所者の方に倒れてしまいます。

スタッフから転倒防止策を考えて欲しいとの要望がありました。

そこで、自動ドアの枠を挟み込んで転倒防止を図れる様にストッパーを作って取り付けました。

普段ストッパーは立てた状態になっています。

自動ドアの所で使う時は倒して自動ドアを挟み込む様にします。

このストッパーを左右に取り付けた所パーテーションが倒れる心配はなくなり、スタッフから好評でした。

もう一度設置の写真をご覧いただき、形や大きさを参考にしていただければと思います。

ちなみに、左右の脚の部分をつないでいるのも2×4材です。下側をなるべく重くして少しでも転倒しにくい様にするのと強度を保てる様にしています。

今回のDIYのポイントは、180cm×90cmの塩ビ板をカットすることなくそのまま使える寸法で材料を切って組み立てていることです。

良かったら参考にしてみてください。

追記:今のご時世通販であるではないですか。

アマゾンを覗いたらちゃんと売ってるじゃないですか。