工具要らずで簡単交換
今回はキャスト(ターボ無し車)のエンジンオイルを交換する方法を紹介したいと思います。
最近使い始めた「オイルチェンジャー」を使っての交換になりますので工具不要で簡単です。自分でオイル交換をやってみたい方は参考にしてみてください。
キャストのエンジンオイル交換手順
今回使う主な用品はこの三点です。
・エンジンオイルはカストロールEDGE(エッジ)5W-40
・オイルチェンジャー
・オイルジョッキ
ちなみにDEGE 5W-40は全合成油で高性能。私のシエンタを始め、C-HR、新型タントなど、家族全員の車に入っています。
ダイハツキャストのノーマルエンジン車はエンジンオイルの交換だけで2.7リットル必要です。
オイルフィルターまで交換した時は2.9リットル(約3.0リットル必要)です。
このあたりの詳しい事はキャストの取説401ページに記載されていますので一度チェックしてみると良いと思います。
あと、写真に撮り忘れましたが廃油処理パックが必要です。
使った物についての詳しくはページの最後で紹介したいと思います。
暖機運転
エンジンが冷え切っている状態だったら3分程度暖機運転をすればオイルが柔らかくなって抜けやすくなります。
また、走った直後で熱々の場合は30分くらい置いてから作業した方が良いと思います。
オイルチェンジャーの組み立て
組み立てといっても各部品を差し込んでこの形にするだけです。
箱に入っている時は赤いハンドルは外れた状態です。これだけはクルクル回して取り付けますが、他のパーツは差し込むだけの簡単組み立てです。
オイルキャップを外す
キャストのボンネットを開けてください。黄色い丸印がオイルキャップですので時計と同じ方向に回します。
基本手で回せるはずですが、どうしても回らない場合はプライヤーやペンチで挟んで回すと良いでしょう。
作業が終わって閉める時は手でキュッと閉めておけば大丈夫です。
オイルゲージを抜く
次に、オイルゲージを抜きます。丸い輪っこになっていますので指を入れて引っ張るだけです。
シュルシュルっと長くて平べったい金属の棒が出てきます。
オイルチェンジャーの管を差し込む
オイルゲージが抜けると穴が空いています。その穴にオイルチェンジャーの管を差し込んで行きます。
しっかり奥まで入れないとオイルが出てきません。
オイルチェンジャーを煽る
管がしっかり入ったらオイルチェンジャーのハンドルを煽ります。押し込んでから引っ張り上げると中の空気が抜け、エンジンオイルが吸い出されてくる仕掛けになっています。
数回煽って様子をみていると管の中を汚れたエンジンオイルが上がってくるのが見えます。
このまましばらく様子を見ながら時々追加で煽ってあげれば良いでしょう。
※ちなみに古いエンジンオイルの処理ですが、廃油処理パックに吸い込ませて燃えるゴミとして出せば良いです。写真を撮り忘れてしまいました。
新しいエンジンオイルを用意
カストロールエッジの場合、缶のキャップを外すのにマイナスドライバーでこじ開けましたので、正確に言うと工具はマイナスドライバーが必要です。
オイルジョッキに新しいオイルを移しておきましょう。
このオイルジョッキは3.0リットルなので容量的には充分なのですが、目一杯入れるとオイルを注ぐ時に傾けると入れにくくてこぼしてしまうのです。そこで二回に分けて最初2リットルだけ入れて、もう一度0.7リットル入れることにしました。
4.0リットルの物を使えば一回で大丈夫です。オイルジョッキは少し大きめの物を使う方が作業がしやすいです。
新しいエンジンオイルを入れる
古いオイルが全部抜けたらオイルチェンジャーの管を抜きましょう。抜く時にゆっくり抜いたり戻したりすると底に溜まったオイルを吸い出すことができます。
オイルキャップを外した大きな穴に新しいエンジンオイルを注ぎましょう。
一気に入れようとすると吹いたりするのでゆっくり入れてください。
こぼれてしまったらボロ布なので拭き取っておきましょう。
オイルゲージでチェック
オイルゲージをボロ布で綺麗に拭いてから穴に戻します。しっかりと奥まで入れて数秒待ってからもう一度引き抜いてください。
引き抜いたオイルゲージの先端に二つの点が付いています。
この点と点の間にオイルが付いて来ればOKということになります。
まあ、オイルジョッキでしっかり量って入れれば足りないことはありませんが、必ずチェックしておくことをおすすめします。
逆に多すぎてもいけません。多すぎたら少し抜いて調整しましょう。
今回の交換では上の点の寸前までオイルが付いていますのでこれで良しとします。
規定量を確認したらオイルゲージを戻し、オイルキャップを確実に閉めてエンジンオイルの交換は終わりです。
ついでに点検しましょう
いつもの通り、せっかくボンネットを開けたので次の三項目は点検しておくと良いと思います。
1・バッテリーのチェック
電解液が減っているとバッテリーの電力が足りなくなりますし、寿命も短くなってしまいます。
横から見てわからない場合はキャップを外して液の量を確認しましょう。足りなければバッテリー補充液を買って補充してください。水道の水を入れたはダメです。
2・エンジン冷却液の確認
大抵はピンクかグリーンの液体です。
タンクのゲージの範囲内に入っているか確認しましょう。足りなければ同じ色のエンジン冷却液を買ってきて補充しましょう。
3・ウインドウオッシャー液の補充
ワイパーマークのキャップがありますのでそこに補充しておきましょう。
これが終わっちゃうと窓ガラスが汚れた時に液が出てこなくて、結局汚れを広げて余計に視界が悪くなってしまいます。
これはいつもチェックしておきたいところですね。特に冬場は大事です。
ただの水道水を入れると冬場に凍ってしまいます。最悪タンクが破裂して使い物にならなくなってしまいますので、ウインドウウオッシャー液を入れてください。
以上でダイハツキャストのエンジンオイル交換は終わりです。
乗ってみて違いがわかるか聞いてみたところ、エンジンの音が小さくなったのと回転がスムーズに感じるとの事でした。
※カストロールEDGEに交換する前はダイハツ純正の0W-20が入っていました。
さて、今回使ったエンジンオイルとオイルチェンジャーなどは次の通りです。自分で交換すれば安上がりです。
私の定番エンジンオイルです。
簡単交換オイルチェンジャー。三回ほど使えば元が取れるでしょう。
これがあればエンジン下の潜り込んでドレンボルトを外す必要がありません。もっと早く買えばよかった。
オイルジョッキは大きめが良いです。
古いエンジンオイルは廃油処理パックで燃えるゴミに。
エンジンオイルの交換についてまとめたページはこちら。
カストロールEDGEについての詳しい事はこちら。