雪で倒れた木で車が傷に
春先に降った湿った重い雪で道路脇に立っていた巨大な松の木が倒れてしましました。
シエンタならギリギリ通れそうだったので押し通ったところ左の前方から後方まで嫌な音が!
家に帰って確認したところ見事に擦り傷を作ってしまいました。あ〜あ。やめておけば良かった。
後悔先に立たず。
春になって暖かくなったら修正しよう。
コンパウンドで修正する手順
春になりました。改めて見てみると、フロントフェンダーからドアミラー、スライドドアからリヤフェンダーまで続くヒドイ傷!
特にスライドドアについた傷の目立つこと目立つこと。
まずはドアミラーから処理しました。
その1 コンパウンドをウエスに取る
いつも使っているコンパウンドはこれです。ホルツのブラック・メタリック車用。
蓋を開けて適量ウエスに取ります。
その2 傷に塗ってしばらく擦る
ドアミラーの傷もヒドイものです。
この傷にコンパウンドを塗りつけてからしばらく擦ります。
初めは少しザラザラした感じがします。コンパウンドの研磨剤が表面を削っている感触です。
しばらく擦っているとザラザラ感が無くなってきます。コンパウンドの研磨剤の研磨力が無くなった感触です。この状態でもう少しだけ擦っていると艶が出ます。
おお!見事にドアミラーについた擦り傷が消えて無くなりました。大成功。
次はスライドドアのヒドイ傷です。
コイツです。真ん中の白い筋。いやはや。
コンパウンドをウエスにとってひたすら擦ります。
ご覧の通り、かなり目立たなくする事ができました。
ただ、良く良く見ると微かに筋は見えています。しかし、これ以上やると削り過ぎになってしまうといけません。
コンパウンド使用上の注意事項
コンパウンドには研磨剤が入っています。塗装の表面を研磨剤で削って傷を目立たなくしたり、表面を滑らかにして艶を出してくれるのです。
気をつけなくてはいけないのは磨き過ぎ、削り過ぎです。
わずかではありますが塗装表面を削っているのです。その場所は塗装が薄くなるのです。削りすぎると表面のクリア層が無くなってしまいます。それでも擦るとクリア層の下の塗料まで削ってしまうことになります。さらに削ると最悪地金に到達してしまいます。
また、コンパウンドで目立たなくすることができる傷は、塗装表面についた浅い傷です。
クリア層の下の塗料や地金まで達してしまった傷は消せません。タッチアップペイントで応急処置をしておき、プロの板金屋さんにお願いするのが良いでしょう。
その3 仕上げはワックスで
傷が目立たなくなったらワックスで磨いて更に目立たなくしてあげましょう。
最近の私のヒット商品はFW1です。ボディーやガラスの汚れが良く落ちる上、艶も出るので気に入って使っています。
マイクロファイバーのウエスに吹き付けてからボディーを磨いて仕上げとしました。
やれやれですね。
田舎に住んでいるので倒木や竹が倒れている事って結構あって、無理に押し通ってしまう事もしばしば。
今回は懲りました。みなさんもお気をつけください。
擦り傷にはホルツのコンパウンドを。
汚れ落としと艶出しにFW1を。
FW1は黄色く変色したヘッドライトに使うと綺麗になります。実験の結果はこちらからご覧ください。
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