素人が出来る範囲で実行

先日XLR80Rのキャブレター「ケイヒンPC20」のクリーニングを行ったのですが、どうしてもアイドリングが安定しないため、スロージェットの交換をする事にしました。ついでにメインジェットも交換したら気持ち良く回るエンジンになりました。

まずはキャブクリーニングから

前回キャブクリーニングをしているのですが、撮った写真がパーになってしまったのでもう一度やりながら写真を撮りました。

その1 シートやタンクを外す

面倒くさいですが、シートやサイドカバーや燃料タンクは外した方が作業がしやすくはかどります。

こんな感じで丸裸。

その2 キャブレターの取り外し

スパナを使ってマニホールドのボルトを外します。

次にエアクリーナーダクトのネジを緩めます。思いっきり緩めておいた方が外しやすくなります。

ニードルのキャップを回してニードルを引き抜きます。

そしたらキャブレターを手前に引っ張ればエアクリーナーダクトから外れます。

マニホールドとキャブレターを止めているナットを緩めてマニホールドを外しましょう。

真ん中に付いているネジがアイドルスクリューです。

左下についているネジがエアスクリューです。

カップを取り外すため、ネジ二本を外します。ネジが外れたらマイナスドライバーで少しコジればパカッと開きます。

カップの中にはガソリンが入っていますのでこぼさない様にしましょう。

その3 フロートの取り外し

カップが取れると丸い形をしたフロートが出てきます。フロート自体はピンで止まっているだけです。何か尖った物で突っ突いてピンを押し出して外しましょう。

バラしたプロート部分です。

カップ内にガソリンが入ってくるとフロートが浮き上がり、尖った部品を押し上げてガソリンの通り道を塞ぎます。

カップ内のガソリンが減ってくるとフロートが下がり、尖った部本も下がりガソリンの通り道が開いてガソリンが流入します。

オーバーフローしてしまう時は、ここの動きが悪くなってしまって通り道を塞げなくなり、ガソリンの流入が止まらなくなるというわけです。

その4 スクリュー外し

まずはスロースクリューを外しますがその前に。

目一杯ねじ込んで何回転の位置かを確認しておきましょう。クリーニングした後同じ位置にするのに覚えておくと楽です。

大体2回転ちょいくらいだとは思いますが設定によっては違います。

スロースクリューを全部外すとバネと一緒に出てきます。バネを失くさない様に気をつけてください。

エアースクリューも同じ様に外してください。やっぱりバネが出てきますので失くさない様に気をつけましょう。

その5 キャブクリーナーで洗浄

今回使ったのはCRC556でおなじみのKUREのキャブレター用クリーナーです。ヤマハの泡状の物も良いとの事ですが、お値段も高かったのででこちらを使いました。

キャブレターの穴という穴にクリーナーを吹き込みます。穴の向こう側からクリーナーが出てくるでしょうか。

このまましばらく放っておきましょう。

※泡状のキャブクリーナーだとしばらく置きには良い様です。ヤマハのは泡状です。今回使ったKUREのは泡状ではありません。

外したスクリューやフロートの部品は小さな入れ物に入れてクリーナーを吹いてヒタヒタと浸しておきましょう。

一時間位放っておいてからウエスを使って綺麗に拭いたり、パーツクリーナーで綺麗に飛ばしたりしましょう。

ニードルもクスんでいましたがピッカピカに光りました。

その6 ジェットを新品交換

前回スロージェットもクリーナーに漬け込んで掃除したのですがどうも調子が良くありません。そこで、今回はスロージェットとメインジェットも新品に交換してしまいました。(スロージェット=パイロットジェット)

スロージェットは35番を使いました。アイドリングが安定しなかったり、アクセル開け始めが気持ち良くない時はスロージェットを交換してみると良いみたいです。

メインジェットは85番を入れてみましたが、写真がピンボケで使えませんでした。(後に92番で落ち着きました。)

その7 元どおり組み直して調整

外した時と反対の手順で組み直してバイクに取り付けましょう。

あらかじめ確認しておいたスクリューの位置(何回転)にしてエンジンをかけてみます。

エンジンがかかったらスロースクリューを開くとアイドリングが下がり、締めるとアイドリングが上がります。ちょうど良い位置に調整しましょう。

空ぶかししてみて回転が付いてくるでしょうか。

アイドリングは良いけどブカブカ言ってて気持ち良く回らない時は噴射される燃料が足りないかもしれません。実際走ってみるとブカブカ言ってて力がありません。

メインジェットの番数を上げてみましょう。

まあ、一発でセッティングが決まるなんてなかなかありません。

このバイクの場合メインジェット92番で良くなりました。85番88番92番と結局この作業3回目でようやくまあまあの位置になりました。

まあ、いい感じになった時の嬉しさと言ったら。苦労も報われます。

今回使ったスロージェット(パイロットジェット)はこちらです。

メインジェットはこちらです。

今回使ったKUREのキャブクリーナーはこちらです。

一方こちらはヤマハのキャブクリーナーです。泡状タイプです。良く落ちると評判の様です。

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