安かろう悪かろう

知人から格安で譲ってもらったXLR80Rですが、引き取りの日になって「ごめん。エンジンかからないだよ。」とのお言葉(笑)

まあ、キャブレターをクリーニングして新しいガソリンを入れれば大丈夫だろう。と思ってそのまま軽トラに乗せて帰宅したのですが、案外手こずってしまいました。

結局新品に交換と相成りましたのでそれまでの経過と交換手順を紹介したいと思います。

キャブレタークリーニング

帰宅してから早速エンジンがかかるか試してみました。

燃料コックを開いてキックチョークを入れてキックをしたところ一発「パスン」と来たのでかかる雰囲気。

チョークを戻してキックをしたところ「バラバラバラ」ろ案外簡単にかかってしまいました。なあ〜んだかかるじゃん。

ところが、気がつくとガソリンがオーバーフローしてダラダラ出ている状態です。更に、アイドリングは安定しないし吹け上がりも悪いので、付属のキャブレター「Keihin-pc20」をバラしてジェットをはじめフロート関係やらを外してキャブクリーナーで洗浄しました。

キャブレターの下部はゴミだらけだし目詰まりも確認しました。一応全部綺麗にして戻したところ、調子を取り戻したかに思えました。しかし、しばらくしたらまたオーバーフローが。あれれ?

もう一度外してフロート周りを入念にクリーニングして戻しましたがオーバーフローは止まりませんでした。???

1987年のバイクだし、この際キャブレターを新品にした方が気分良く乗れるというもの。思い切って交換してしまおう。

互換品のキャブレターを購入したが

そうはいっても新品の「Keihin-PC20」はアマゾンで16,000円程度します。格安で手に入れたバイクにこの値段のキャブレターは…。探していたら互換品が見つかりました。

2,500円程度で買えるのでコスパは良いと思って購入しましたが…結果はイマイチ。

※キタコさんで出している本物のケイヒン-PC20を購入した方が確実です。

交換するならこちらをオススメします。

互換キャブレターの交換手順

アマゾンのレビューを読んであらかじめ情報を得ていたのですが、互換キャブレターはどうやら多少作りが粗いところがあるみたいです。

実際届いた物は取り付ける前に少々手がかかりました。

その1 バリ取り

届いたキャブレターを見ると確かにバリがあって引っかかる感じがします。

800番の耐水ペーパーで引っ掛かりが無くなる様に軽くこすりました。

バラしてみるとカップの縁もバリだらけ。

こちらも指が引っかからなくなる様に800番で軽く磨きます。

この部分なんてもろ斜めに傷が入っていました。

まあ、お安いですからこんなもんでしょう。

こういう手間が嫌ならしっかりしたKeihinのキャブレターを買うべきですね。

オーバーフローパイプを見てビックリ!パイプに穴が空いてます(笑)

仕方ないからパイプを外して反対に取り付けました。

カップをはめてさあ交換です。

その2 タンクとシートを外す

外して裸にした方が絶対的に作業しやすいです。タンクとシートを外して作業しましょう。

その3 エアクリーナ側のネジを緩める

プラスのドライバーを使ってネジを緩めます。ネジが抜けちゃうか?と思えるほど思いっきり緩くした方が外れやすくなります。

 

その4 マニホールドのネジを緩める

ここは後で外そうとすると力が要るので、付いている状態で緩めておけば外すのが楽です。左右緩めておきましょう。

その5 エンジンからマニホールドを外す

ここは結構キツく閉まっていました。ネジをナメる心配があればメガネレンチかボックスレンチを使って緩めましょう。

その6 ニードルを外す

キャブレターの上のキャップを回して上に引き抜くとニードルが出てきます。


尖った針みたいな物が出てきますので傷つけたり曲げたりしないようにハンドルなどに結んでおきましょう。

その7 キャブレターを外す

ここまで来たらキャブレターを持って手前に引っ張るようにすれば外れます。

エアクリーナー側は外れにくいのですが、こじる様にすれば抜けます。

新旧キャブレターを比較するとご覧の通り。ここで気がついたのですが旧にはマニホールド取り付け用のネジが飛び出しています。

しかし、新にはありません!代用するしかありません。

その8 マニホールドの取り付け

結局M6のネジが余っていたのでそれを使ってマニホールドをつけることにしました。

M6スパナサイズ10で長さ2.0cmあれば大丈夫です。

その9 チェークレバーの干渉解消

これでエアクリーナーをはめてからエンジンにマニホールドを固定して気がついたのですが、チョークレバーがフレームに当たって使えません。

長さがちょっと短い様で当たってしまうのです。そこでもう一回外してチョークレバーを少しだけ前に曲げて対応しました。

プライヤーで挟んでゆっくり曲げればOKです。

その10 新キャブレターの取り付け

まずはエアクリーナー側に押し込んでください。

ネジの締め忘れに注意しましょう。

マニホールドをエンジンに固定します。

写真に撮るのを忘れましたが、液体パッキンを少々塗っています。

その11 ニードルの交換

古いニードルのバネを縮めてワイヤーを抜いてからキャップも外して付け替えれば良いです。

ところが問題発生!キャップが外れないのです。ねじ込み式になっていると思って回しましたが、回せど回せど外れません!??

キャップとワイヤーの接続部分がネジ式になっていない??交換できないじゃん。

ということは?ワイヤーごと交換しなくちゃいけないの?

考えた末出した結論は、ニードルは交換してキャップはすそのまま使う。

ニードルは新旧で若干長さが違う様にも見えます。調整が必要かも。

新しいニードルとバネに交換してキャップはそのままで取り付けてみたところピッタリはまりました。

かえってキャップは新しい物よりすんなりハマる感じです。

その12 キャブレター交換完了

新品ピカピカのキャブレターに交換完了。ただし、キャップだけ古い物です。

これでタンクを取り付けてから燃料パイプを接続。チョークを入れてキック一発で「バルン!」と来ました。

チョークを戻してキックすると案外簡単に「バルルルー」とエンジン始動。

ちょっとアイドリングが高いので調整して空ぶかししてみると吹け上がりは良いようです。

これから実際に走らせて細かい調整をしようと思います。

後日談:安物買いの銭失い

次の休日に畑で走らせてみました。アイドリングはすごく安定しているし調子良さそうです。

しかし、実際走らせるとパワーが出ないし吹けきらないし。さんざん調整を試みましたがどうしてもダメでした。メインジェットの番数を上げないといけないみたいですね。

とりあえずもう一度本物のケイヒン-PC20の徹底クリーニングを実施して装着。するとオーバーフローが止まりました。(結局自分のクリーニングが足りなかったという結果か。)

しかし、アイドリングが安定しません。思い切ってスロージェットとメインジェットを交換すれば古いケイヒンPC20キャブレターが生き返るかな。

今回買った互換品キャブレター。まさに「安物買いの銭失い」となってしまいました。キャブレターを買うなら激安の互換品はオススメできないという結果に。

こちらはキタコさんで売っているケイヒン-PC20です。

交換するならこちらの本物がオススメですね。