ボルトで固定
三又や鍬の柄の悩みといえば使っているうちに緩くなって抜けてしまうことではないでしょうか。
今回は三又の柄が折れちゃったから交換してほしいとの依頼です。
ちょうど家に在庫している柄があったので「絶対抜けない」様に加工して取り付けてみましたので紹介します。
三又の柄の交換方法
柄の部分は木材なので長年使っていると劣化して折れてしまったのでしょう。結構ボロボロでした。
下が折れてしまった柄で、上が新しい柄です。古い方は腐った様になっていました。
穴に合わせて削る
まず新しい柄の細い方から三又の穴を入れてみましょう。
このあたりまで入れるとキツくなって止まります。
次に柄の下側を平らに削ります。
一気に削り過ぎない様に注意しましょう。
この三又の穴は上側はかまぼこ状に丸く、下は平らになっていますので形が合う様に削りました。
お使いの道具の形状に合う様に削りましょう。
キツキツの状態でコンクリートなどに叩きつけてきっちりと入れましょう。思いっきり叩きつければ良いです。
頭がこの位残る様に出来れば丁度良いと思います。
注意:削り過ぎて緩くなってしまうと抜けてしまいます。慎重に削ってください。
通常はここまで出来れば抜け防止のクサビを打ってすぐに農作業に使えるのですが、やっぱり使っているうちに緩くなってしまってガタガタします。そこで今回は絶対に抜けない様にボルトで固定します。
あと一手間のボルト固定で抜け防止
面倒臭いのですが、これをやるのとやらないのとでは大きな差が出ます。
まずはボール盤やドリルを使って三又と柄を貫通する穴を開けます。
ど真ん中を狙ってドリルで穴を開けました。
ボルトはバインダー改造除雪機を作った時に取り外した物を捨てずに残してあったのでそれを使いました。M8長さ60mm位の物です。
貫通した穴にボルトを通してからナットを締め付けます。
さらに、ナットが緩まない様にネジ山の一部をポンチで潰しておきました。
ネジ山の一点を潰しただけなので大丈夫。外したくなった時はスパナで回せば外れます。長年使って錆びてしまった時はグラインダーで切断してしまえば良いでしょう。
三又の柄の交換完了
太めのボルトで固定されましたので簡単には抜けないことでしょう。
これで三又や鍬の柄が緩くなって抜けたりガタガタするのとはおさらばです。
三又や鍬って良い物を買えば結構なお値段がします。
なるべく修理して使えれば、それに越したことはないと思います。
長さは90cm〜100cm位の物で良いと思います。あまりにも安い物はオススメできません。