軽くて疲れないヘルメット

軽い・安全・快適・カッコ良い・安価という条件でバイクのヘルメットを探すと中々難しいものがあります。

半年近く探して悩んでようやく行き着いたのが今回紹介する「WINS JAPAN A-FORCE RS JET」というヘルメットです。

WINS JAPAN A-FORCE RS JET 開封の儀

このヘルメットにはJETタイプとフルフェイスタイプがありますが、今回私が購入したのはJETタイプです。

開封から実際の走行の様子までを紹介したいと思います。

A-FORCE RS購入の決め手

最近まで使用していたのは値引きしてもらって1万2千円位で購入したJETヘルメットなのですが、インナーバイザーのスモークが濃すぎて日陰に入るだけで怖くてハネ上げていました。

更に、シールドとインナーバイザー両方に歪みがあって、両方使うとダブルで歪んで気持ちが悪くなるという酷いものでした。これは致命的ですね。

更に更に、高速道路で時速80kmを越えるとビュービューと風切り音が酷くて耳が変になりそうで、100kmを越えたらMT-25のスクリーンに隠れるように伏せないと気が変になりそうなくらいウルサイ!もうだめです。我慢の限界。

そこで新しいヘルメットに選んだのがA-FORCE RS JET。決め手は次の通りです。

決め手1 軽量1280g + −50g

若い頃は有名なメーカーのフルフェイスヘルメットを好んで使っていましたが、安全性の高いと言われているそのヘルメットは重たくて、長時間被っていると首や肩が凝って凝って仕方ありませんでした。

ところがA-FORCE RS JETは1280g+−50gとのことで有力な候補に。50gの誤差は製造過程で出来る誤差らしいです。

私のA-FORCE RS JETは実測1335gなので+55gでした。Mサイズなので内装が結構厚くなっています。おそらくその分の重さも加わっているのかとも思います。

実際にXLサイズと比べると頬から首周りの内装の厚みが違って、XLの方が薄いために頭が通る穴が広かったです。

ヘルメット本体のサイズは変えずに内装の厚みでサイズを変えているとの事ですので、XLを購入すれば1300g程度なのでしょう。

ちなみに私の頭を計測すると57cmでしたのでサイズ的にはMです。

実際Mを被るとピッタリより少しキツイか?という感じでしたが、頭全体が包まれる様な感じで、どこか一箇所だけ強く当たって不快という事は全くありませんでした。

しかも軽い。しばらく使っているうちに内装が馴染んで良くなるので少しキツイかな?と思える位でちょうど良いのです。

どうしてもダメだったら内装だけ別途購入してLサイズに交換できるのも利点です。

ちなみにXLはブカブカで首を振るとヘルメットがついてきませんでした。

今回比較検討したのはJ-cruise2とGT-AIR2なのですが、A-FORCE RSを持ってからJ-cruise2を持つと明らかに重かったです。GT-AIR2も。

決め手2 インナーバイザー

一度使ってしまうと手放せなくなってしまうインナーバイザーなのですが、あまりに色が濃い物だと日陰に入っただけで真っ暗になって怖い思いをします。慌ててハネ上げると今度は眩しくて目を細めないといけません。

A-FORCE RS JETのインナーバイザーは程よい濃さでしたのでOK。歪みは全く無いとは言えませんが、ほとんど気にならないレベルで大丈夫でした。

ちなみに、フルフェイスはミラータイプでJETタイプは普通のスモークの筈ですが、このJETにはミラータイプが付いていてラッキー!仕様が変わったのか?単に間違い?買わなくて済んだから良しとします。

実際に屋外でヘルメット越しに撮影した感じはこうです。

インナーバイザーとシールドの二枚構成で撮った写真です。シールドもほんのわずかにスモークがかっていせいなのか?カメラの色温度が狂ってしまって青みがかっていますが目で見た色は自然です。

歪みも少ないため気持ち悪くなる事がありませんでした。

決め手3 カーボン製

何と言っても憧れのカーボンメットですよ。軽量かつ強度が強い上、独特な模様がたまりません。

エアロフォルムの形と相まってすごくカッコ良いです。

カーボンファイバーとケブラー繊維とグラスファイバーの三種類の素材を組み合わせて6層構想になっているとの事。後発メーカーって事もあって頑張っている感じです。

決め手4 安価

有名なメーカーのカーボンは20万円超え!シンプソンのM30カーボンだってAmazonで買っても8万円位します。

A-FORCE RS JETは実売価格4万円しない!WINS JAPANさん凄いです。価格でも頑張ってくれています。

逆に他のメーカーが高すぎるのでは?

決め手5 フルフェイス化出来る

実はこのA-FORCE RS JETは別売のフェイスガード(チンガード)を取り付ける事によってフルフェイス化が可能なのです。

フェイスガードを差し込むとカチッとロックされてフルフェイスヘルメットに大変身。

元々のジェットヘルメットの広い視界が生きていてとても快適です。被っても圧迫感がありません。

ただし、フェイスガードは強度的には本物のフルフェイスにはかなわないでしょう。(無いよりはマシですが。)

あと、被る時広がりが少なくなるので若干キツく感じますが被ってしまえば同じです。

夏場の暑い時はジェットで、冬場や高速道路メインの時はフルフェイス化して走れば快適でしょう。

ちなみにフェイスガードは110gでしたのでA-FORCE RS JETをフルフェイス化しても1445gです。以前使っていた安いJETヘルメットよりも軽いです。

一般的なシステムヘルメットはチンガードとシールドが一体となってクルッとハネ上がるのですが、重量が増してしまいます。機構が複雑になる分仕方ないのです。実際SHOEI のNEOTEC2を手に持ってみましたが正直重かったです。

NEOTEC2を実際に秤に乗せてみたわけではありませんので何グラムだったかはわかりませんが、明らかに重たかったので自分の選択肢からは外れました。OGKも同じく。

実走行でテスト

さて、雪が降らず暖かい正月を迎えた2020年1月2日木曜日。A-FORCE RS JETのテストを兼ねて走り始めを行いました。

そうはいっても家の寒暖計はマイナス1℃。日陰に入ると結構寒いです。

テスト1 JETで走行

軽量で視界良好なJETタイプを一度使ってしまうとなかなかフルフェイスには戻れなくなってしまいます。安全性はフルフェイスの方が上なのですがね。JETは開放感と被ったままジュースを飲めるのが良いです。

シールドにもほんのかすかにスモークが入っているため、いい感じで顔が暗くなります。

更に、インナーバイザーを降ろすとしっかり目が隠れて更にいい感じ。格好悪いただのオッさんがカッコよく見えてしまうのです(笑)

次に感じたのが長めのシールドなので案外風の巻き込みが少なくて快適です。思ったほど寒くありませんでした。

時速60kmから70kmまでは風切り音もほとんど気にならないレベルで快適です。街中や下道走行では快適そのものです。

スピードを上げて行くと時速80km位から風切り音が出てきます。

時速100kmでも風切り音はしますが不快になるほどではありません。横を向いても変に頭を持って行かれる事がありませんし、逆に風切り音が小さくなります。

一瞬、時速120kmまで出してみましたが、以前の安いヘルメットとは雲泥の差です。(寒くてこれ以上は嫌)

時速100kmで巡行しても巻き込みも少なくて快適でした。

そこで、シールドを良く観察してみると下部の所がクイっと曲がっています。

もしかしたら、この曲がりが風を横に逃がして巻き込み防止に効いているのではないかと思います。

シールドの開閉は適度な硬さでカタッカタッとロックされるため、走行中に動いてしまう事はありません。厚みもあるのでしっかり感があって安心できます。

テスト2 フルフェイス化して走行

次にフェイスガードを取り付けて走行してみました。

見た感じシールドが大きめのフルフェイスヘルメットです。白ければ宇宙用のヘルメットみたいな感じです。

被った感じは視界が広くて快適です。

密閉度が高くなるため外の音が聞こえにくくなり、こもった様に聞こえます。それだけ静かになるわけです。

フェイスガードの下にもカーテンが付いているため全然寒くありません。

ただし、外気温マイナス1℃の中ではシールドが息で曇ってしまいました。シールドを一段開ければ曇りは取れますが風が入ってくる上、スピードを上げると風切り音が酷くなります。

付属のハガキを送って曇り止めFOGWIN(フォグウイン)を送ってもらうとしましょう。

※他社でいうところのピンロックシートと同じ効果を発揮するものです。

さて、速度を上げて走った場合、当然JETよりも静かなので快適です。主に高速道路を使って遠出する時はフルフェイス化して出かけようと思います。

テスト3 インテークの効き具合

ちなみに頭の前後にインテークが付いています。こちらは前側で、後ろにスライドすると風が入ってきます。

こちらは後ろ側で、前にズラすと風が抜けて行きます。

実際使ってみましたが額の上が冷たくなり、頭頂部を冷たい風が抜けて行きます。気温マイナス1℃の中で行ったので風が通る様子が良くわかりました。交換を実感できたので慌てて閉めて走りました(笑)

夏場は活躍しそうです。

テスト4 ワンタッチバックル

昔のヘルメットは二重のDリングが付いていて、顎ひもを通していました。

今はワンタッチバックルが付いていて楽チンです。

赤い部分を引っ張るだけですぐに外れます。前のヘルメットも付いていましたが、こちらの方が出来が良いですね。

A-FORCE RS JETのイマイチな点

100%完璧なんて製品は世の中にありません。散々褒めてきたA-FORCE RS JETですが、イマイチな点もあります。

その1 インナーバイザーのレバーの方向が逆?

普通はレバーを上げるとインナーバイザーが上がって、レバーを下げると降りてくるものだと思いますが反対の動作をします。

被った状態だと少し下を向くのでレバーの後側が上に来て前側が下に来ます。写真はレバーが後ろ側(上)にあるのでインナーバイザーが降りている状態です。

かなり違和感があって最初はいちいち考えて操作していました。

前の安いヘルメットはレバーを下げるとインナーバイザーが降りてきましたから。

慣れるまで仕方ないですね。

その2 FOGWINは最初から同胞して

曇り止めシートですが、どうせほとんどの方がハガキを出して送ってもらうと思うのです。面倒な事をユーザーにさせる意味は何だ?

考えてみるとユーザー登録っぽい事になるのか?

もしもそうだったとしたら?気に入ったのならちゃんと自分でユーザー登録するよ。ユーザーに無駄な手間をかけさせるのはどうかと思います。

年末年始に当たっちゃったから郵便屋さんに気を使って未だにハガキを出していません。

その3 フェイスガードのカーテンが外れる

せっかくのフェイスガードなのですが、脱ぐとき顎に当たってカーテンが外れてしまいます。取り付け方法が甘いです。高いものなのでこの辺はしっかりしてもらいたいと思います。

後でステンレスのビスを使ってしっかり固定しようと考えています。

A-FORCE RS JETまとめ。

株式会社ウインズジャパンは石川県金沢市にあるヘルメットメーカーです。機能的でカッコ良いヘルメットがいっぱいあります。しかも良心的な価格です。

ヘルメットはじめ各種パーツやサウンドテックなどを製造販売している会社です。

今回購入したA-FORCE RS JETは多少のイマイチな点はありましたが、軽い・安全・快適・カッコ良い・しかも安価で総合的に大満足でありました。

購入した日、あまりの嬉しさに夕方から夕ご飯になるまで家の中で被りっぱなしでいろいろやっていたら娘に白い目で見られ、奥さんにも大丈夫?と言われ。

それでもめげずに翌日も被っていました(笑)

それくらい気に入ってしまったという訳です。

ようやく本日実走行できた訳ですが、写真の通り道路には雪がありました。さすがにこの先に行くのは止めておいた方が良さそうです。

もうすぐ路面全部が雪で覆われてしまってバイクでは走れなくなってしまいます。早く春が来ないかなあ。これを被って通勤するし、休みには遠くまで行くんだよ〜。

大満足でした。

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