健康維持に役立つ日向ぼっこ

暖かな秋の一日。小春日和とはまさに今日の様な日の事を言うのでしょう。

こんな良い日にはぜひ「小鳥達に日光浴」をさせてあげると良いと思います。

我が家のセキセイインコのピコちゃんと、オカメインコのピースケ君も二人揃って日向ぼっこです。

小鳥の日光浴の注意事項

最初に「危険を回避」する事を最優先して、大切な小鳥達に怖い思いをさせない様に日向ぼっこをさせましょう。

いつもそばにいる事でインコ達も安心します。絶対に離れない様にしましょう。

1・野良猫に注意

まず真っ先に考えておかないといけないのは野良猫の存在です。

我が家の周辺にも顔見知りの野良猫だけで三匹は居ます。連中は飢えているため食べ物に敏感で、すぐに嗅ぎつけてやってきます。

この日も日光浴を初めて2〜3分。もうやってきました黒の野良猫。たまたま巡回中だったのかもしれませんがこの早さで現れました。

以前、我が家で育ったセキセイインコを友人宅にあげましたが、ほんのわずかな時間目を離した隙に野良猫にやられて命を落としてしまいました。

2軒のお宅でやられてしまい、子供達の悲しがる事。また生まれたらあげるよ。と言って慰めましたが、あまりの切なさに二度とインコを飼えなくなってしまったのです。

一緒に暮らしていた可愛いインコを一瞬の不注意で死なせてしまう事は、飼い主にとってどんなに切ない事か。

まずは野良猫に充分な注意をしましょう。絶対にそばを離れない様にしましょう。

2・カラスに注意

ベランダやバルコニーなら猫が来ないから安心?

いえいえ、二階で日向ぼっこしたとしてもカラスにやられる危険があります。

連中は本当に目が良くて、獲物を見つける能力はすごいものがあります。かなり遠くからでも見ています。

ちなみに畑に豆をまくとカラスがやってきて食べてしまいます。どこで見ているのか大したもんです。

ましてやカラフルなセキセイインコやオカメインコのルチノーなどは目立つ存在です。

ベランダの物干しに吊るしたまま、その場を離れてはいけません。

3・扉のロックを忘れずに

インコやオウムは利口です。扉の開け方を覚えて上手に開けて出てくる子も居ます。

普段そんなことしないから大丈夫とは思わず、扉のロックは忘れない様にしましょう。

4・真夏は熱中症に注意しましょう

真夏のあまりに暑い日の日光浴ではインコ達が熱中症になってしまうかもしれません。日陰も作ってあげると良いと思います。

時間は10分程度で充分なので早めに引き上げましょう。

逆に真冬は寒さでやられてしまうといけません。日中10℃以下の時や風が強い時はやめておきましょう。

私は真冬は窓越しで日光浴させています。

時間はちょっと長めの30分〜60分程度。窓ガラス越しなので紫外線が弱くなってしまいますのでこの位にしています。

日光浴の効能

人間もお日様に当たらないと健康上よくありませんが、インコ達も同じです。時々日光浴させて健康を保ちましょう。

日を浴びて気持ち良さそうなピコちゃん。

1・ビタミンDの生成

お日様に光に当たることで体内にビタミンDが生成されます。ビタミンDはカルシウムの吸収に役立つといわれています。

大切な骨の形成に役立つとのこと。メスの場合は卵殻形成(たまごのカラ)のためにも役立つことでしょう。

2・紫外線の殺菌効果

あまりに長時間紫外線に当たることはよくありませんが、ケージ内を日光消毒出来る効果もあります。

もちろんいつも掃除して清潔に保った上での日光消毒が有効です。

3・毛並み色艶が良くなる

時々日光浴をさせていると色が濃くなり艶も出ます。インコも元気です。

お日様の暖かさを感じている様子のピースケ君。

 

逆に全く日光浴をさせていなと色あせた感じになってしまいます。

この事は息子のボタンインコのペリーちゃんで実証済みです。

普段アパート暮らしでほとんど日が当たらない部屋で暮らして居たところ、毛艶が悪く白っぽくなってしまいました。

お正月に息子と一緒に帰省して、3ヶ月くらい我が家で預かり一緒に暮らしていたところ、元の綺麗なブルーボタンの毛並みに戻り、元気も取り戻しました。

4・精神面にも影響する

ブルーボタンのペリーちゃんは毛並みの復活もさることながら、精神面でも元気を取り戻した様子が見えました。

人間だってお日様に当たるとセロトニンが分泌され、精神面の安定に繋がります。

日光浴はインコ達の精神面の安定にも役立つのです。

インコの日光浴まとめ

インコの健康維持に役立つ日光浴。安全を確保した上で時々させてあげましょう。

✔︎ 野良猫に注意

✔︎ カラスに注意

✔︎ 扉のロックを忘れずに

ちなみに、どうしても日光浴させてあげる事ができない場合、小鳥用のUVライトを使うのも一つの方法です。本来は本物のお日様の光が理想的なのですが、仕事の都合でどうしても出来ない方は使ってみると良いと思います。

朝点灯して6時間から10時間程度照射しておくと良いそうです。日が出ている間だけ照射する様にタイマーと併用すれば尚良いと思います。

口金E-27のクリップライトを同時購入して使うと良いと思います。E-27タイプだったら色は黒白銀、形はどんなタイプでも使えます。

大切なインコ達の健康のため、日光浴を行いましょう。