DIYで木枠を作って取付
今日は弟と一緒に手作り網戸を作ってみましたので紹介したいと思います。
母屋は昭和30年代後半に作られた建物で、そもそも網戸なんて無かった時代に作られた家です。
何と、窓枠が木材で出来ていて、間に薄いガラスを挟み込むタイプの窓でした。
今でも二階部分に当時の木枠の窓が残っています。
子供の頃はこの部屋で暮らしていたのですが、真冬の吹雪の晩は隙間から雪が舞い込んできて、朝起きると枕元に雪が積もっていました(笑)
一階部分だけはアルミサッシが入っていますが、何とサッシの枠がないのです。
驚くべきことに、木枠の窓を外して代わりにアルミサッシの窓をはめただけ。
枠無しアルミサッシというわけです。
木枠用のレールにサッシの戸車が乗っているだけ。当然隙間風は来ます。
こんな状態だから普通の網戸を付けることが出来ないのです。
ならば作っちゃえ!ということになりました。。
網戸作りの材料
この家が出来て50年以上経ちますが、初めて網戸が付きます。おめでとうございます。
網戸1個分の材料は次の通りです。
1・1×4材(ワンバイフォー)6フイートが6本
2・網戸の網 幅91cm長さ200cm
3・網戸用虫侵入防止テープ2本
あとはコーススレッドビスが少々
※今回は2個作りましたので実際に使った材料は2倍です。
網戸作りの手順
窓枠の高さを測ったところ、176.2cmありましたのでピッタリ入る様にカットします。
次に、差し金を使って直角に線を引きます。
電気のこぎりを使って真っ直ぐに切ります。これを二本切って縦板とします。
横板は73cmでカットしました。
切った板を土間で仮組をしてみました。
こんな感じになります。横板が内側に入ります。
次に、網を仮止めしてみました。電気工事で電線を柱などに固定するステップルを使って止めています。
次に、長さ90.5cmで切った横板を2cmずらしてコーススレッドビスで止めます。
仮組した木枠が動かない様に押し付けながらコーススレッドビスをねじ込みます。
反対側の横板も取り付けます。この時、網を少し引っ張る様にしてコーススレッドビスをねじ込みます。
上下の横板が固定できたら縦板を取り付けます。まずは右側をしっかり取り付けました。
次に左側を取り付けますが、網を少し引っ張る様にしながら取り付けました。
最後にはみ出した網をカッターで切り取って網戸が完成です。
窓への取付方法
出来上がった網戸を窓枠に押し当ててコーススレッドビスで固定します。まずは上から。
横板を2cmずらして組み立てたのは、窓枠への固定を行いやすくするためです。
下側も固定します。
やはり2cmずらしてあるため取り付けやすく、ピッタリはまりました。ちなみに網戸と土台の間に2mmほどのスペーサーを入れて窓との当たりを調整しています。
この手作り網戸を2個作って取付が完了しました。
作りたてなので色がマッチしませんね(笑)
両端に固定で冬でも外しません。網戸にする時は窓を中央に寄せます。中央を開けば普通に窓を開いた状態と同じになります。
弟がお盆休みに水性木部保護塗料を塗ってみよう!と言いました。色はお任せです。
ちなみに私はお盆中休みがありませんので色塗りは弟にお任せです。
最後に、右側の網戸だけはサッシとの当たりの具合が悪く、隙間が空いてしまったため、虫侵入防止用のテープを貼って隙間を埋めました。
左側はピッタリ隙間無く取付できたのですが、昔の家だから仕方ないですね。隙間はテープで埋めて虫の侵入を防止しましょう。
手作り網戸まとめ
昔の家で網戸が取り付けできなくて困っている方は、こんな風に取り付けてみてはいかがでしょう。
✔︎ 網戸2個でおよそ4,000円で出来ました。
✔︎ 所要時間は約3時間位でした。
山の中の家なので、網戸が無いと蚊はもちろん、大きな蛾やアブにカブトムシやクワガタまで飛んできて家の中に入ってきます。
子供の頃はクワガタが入って来てくれてうれしかったのですが、さすがに大人になると蚊やアブや蛾まで入ってくるのはいただけません。
この手作り網戸のおかげでお盆にみんなが帰省した時、快適に過ごしてもらえる事でしょう。
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