三菱ME30は「K4E型エンジン」
我が家のバックホウは「三菱ME30型」かなり昔の機械ですが大事に使っています。
こいつのエンジンは「K4E型」で、三菱製のトラクターなどにも使われているエンジンです。
今回はこのバックホウのエンジンオイルを交換する方法を紹介します。
必要な道具一式
重機のエンジンオイルを交換といっても、基本的に自動車のやり方と同じです。
違うと言えばオイルを沢山使うことと、ドレンボルトを緩めるためのメガネレンチが大きいこと位でしょう。
1・エンジンオイル カストロールGTX DC-TURBO 10W-30
このエンジンオイルはクボタのトラクターGL32でも使いましたが、ガソリンとディーゼル兼用なので重機のディーゼルエンジンにも使用できます。
三菱ME30のK4E型エンジンの場合6.0ℓ必要です。
2・オイルジョッキ
入れるエンジンオイルの量が多いので、オイルジョッキも大きい方が楽なのですが、我が家のは3ℓタイプの物です。
3・廃油処理パック
写真の物は4.5リットルタイプなので結局二つ必要になりました。
4・メガネレンチ19
自動車用だと14で良いのですが、さすがに19のメガネレンチが必要です
5・ウエス
オイルゲージを拭いたり、こぼれたオイルを拭きます。
重機のエンジンオイル交換手順
それではいってみましょう。手順は次のとおりです。[/char]
1・暖機運転
エンジンをかけて3分から5分位暖機運転をします。オイルを温めた方が抜けやすくなるのでやった方が良いです。
2・オイルキャップを外す
エンジンオイルが抜けやすい様に、エンジンの上のところにあるオイルキャップを外しておきます。
3・ドレンボルトを抜く
エンジンを止めたら廃油処理パックをセットして、メガネレンチ19をはめて手前に引っ張って回します。
作業しやすい様に、あらかじめ90度旋回しておくと良いでしょう。
4・ドレンボルトを手で回す
緩んだらメガネレンチを外して後は手で回して外します。
外すと汚れたエンジンオイルがドバッと出てきます。
しばらくそのまま放っておいて、その間に新しいオイルをオイルジョッキに入れましょう。
5・新しいオイルを用意
オイルジョッキ目一杯に入れてしまうと注ぎにくいので、2リットル毎三回に分けて入れる事にしました。
6・ドレンボルトを締める
古いオイルが出終わったらドレンボルトを締めておきます。
外したときと反対の手順で、最初は指で回して最後はメガネレンチを使って締めます。力一杯締める必要はありません。「クッ」と締める程度で充分です。
7・新しいオイルを入れる
オイルキャップを外した場所からゆっくり新しいオイルを入れましょう。
6リットル入りますので2リットル毎3回入れました。
8・オイルゲージでチェック
1分程度エンジンをかけてオイルを回します。
エンジンを止めてからオイルゲージでチェックします。
オイルゲージの位置はエンジンの下の方です。写真でご確認ください。
ちょっと見えにくいのですが、黒い輪っこみたいになっている棒が出ています。これがオイルゲージです。
輪っこに指をかけて引っ張ると抜けます。
抜けたら一回ウエスで拭いてから一度戻します。
数秒待ってもう一度抜いてオイルの量をチェックします。
オイルゲージの下の方と上の方に線が付いています。
この範囲内にオイルが付いていれば一応規定量です。今回7分目位まで付いていますので良しとしましょう。
足りない場合は少しづつオイルを足しながらチェックして規定量にすれば良いですね。
オイル交換時の注意事項
※エンジンオイルの入れすぎは良くありません。オーバーしない様に気をつけましょう。
※オイル交換は平らな場所で行ってください。
※オイルフィルターまで交換した場合、もうちょっとオイルが必要になります。
※ディーゼル専用かガソリン・ディーゼル兼用と買いてあるオイルを選びましょう。
重機のエンジンオイル交換まとめ
基本自動車のオイル交換と手順は同じです。自分で出来る作業なので行ってみてください。
1・重機はエンジンオイルの量が多いです。このME30で6.0リットル入りました。
多めに用意しましょう。クボタのトラクターにも使ったので20リットル買いました。
2・交換時期は使用状況によっても変わります。
時々オイルゲージを抜いて汚れをチェックしましょう。
真っ黒黒の墨汁みたいになっていたらアウトです。量が減っていてもアウトです。
3・ついでにエンジン冷却水のLLC(ロングライフクーラント)の量やバッテリーのチェックも行ってください。

4・エンジンオイルはディーゼルエンジン専用か、ガソリン・ディーゼル兼用で使える物を選びましょう。
自動車用の物で大丈夫です。
私はこのカルトロールGTX DCTURBO 10W-30を重機やトラクターのエンジンオイルとして使っています。
20リットルあっても困っちゃう方は4.0リットル缶を2本でいかがでしょう。
ちなみにこのエンジンオイルは鉱物油です。
自動車と違って機械物なので100%化学合成油は使わず鉱物油で対応しています。結構オススメです。
バックホウの油圧作動油の交換についてはこちらのページをご覧ください。
バックホウの作業用ライトをLEDタイプに交換した時の記事はこちらのページでご覧ください。
農業用トラクターのエンジンオイルを交換する手順はこちらからご覧ください。
機械物の事をいろいろまとめたページはこちらからご覧ください。