フィッシュアイレンズデビュー

遅ればせながら、SIGMA 10mm F2.8 EX DC FISHEYE HSMで単焦点魚眼レンズデビューを果たしました。

前から欲しかった物です。

ようやく買おうと思ったらこのレンズ、シグマではもう製造していないみたいですね。新品があるうちに購入するか、程度の良い中古を探しましょう。

※ちなみにシグマのホームページに行ってみましたが、このレンズは掲載されていませんでした。(2018年12月現在)

※これは対角魚眼と呼ばれるレンズです。

円周魚眼と呼ばれるレンズはもっともっと広角で、レンズをまっすぐ上に向けて空を撮ると、360度丸く写るレンズです。

SIGMA 10mm F2.8 EX DC FISHEYE HSMの特徴

このレンズは株式会社シグマの製品で、APS-Cサイズの撮像素子を搭載したカメラ用です。

私は結構シグマ好きで、フイルムカメラのEOSの時も使ってました。

シグマのレンズはコスパが良いし、しっかり写るので大好きです。

APS-Cサイズって何の事?

EOSで言うとkissシリーズや60D 70D 80Dとか8000D 9000D 7DmarkⅡなどの入門用〜中級機が搭載している撮像素子のサイズの事です。

※プロの写真家が使うのはEOS1Dとか5Dあたりですが、撮像素子のサイズはフルサイズと言って大きいのです。その分値段も張るのです。

ポイント1 どのカメラメーカーでも使える

私はキャノンのEOS(イオス)を使っているのでキャノンのカメラに取り付けできるタイプを買いましたが、ニコンのカメラを使っている方にはニコン用が、ソニーのカメラを使っている方用にはソニー用、ペンタックスを使っている方にはペンタックス用があります。

マウントといって、カメラとレンズの接合部は各社規格が違うのですが、シグマでは各メーカーごとのマウントを用意してくれています。

ポイント2 f2.8と明るいレンズ

私は明るい魚眼レンズが欲しかったのでシグマを選びました。なぜなら星空を撮るのも好きだから。

f2.8の明るさは星空撮影や夜景撮影にはありがたいですね。

純正品だとCanonのEF-S10-18mm F4.5-5.6 IS STMというレンズがあるのですが、開放f値が4.5とちょっと暗いのです。

その分ズームになっているので便利と言えますし、昼間の撮影ではf4.5からでも問題無いでしょう。しかし、星空には厳しいかなと思います。

ポイント3 デザインと質感が良い

このあたりは個人の好みになってしまうのですが、ズシリと重くてしっかりとした作りになっています。

高級感のあるデザインも気に入っています。

キャノン純正のEF-Sレンズは軽くて良いのですが、安っぽく見えてしまうのがちょっと残念です。

Lレンズと同じ様なデザインには出来ないのでしょうね。

魚眼レンズで試し撮りワクワク

まだ届いた翌日なので、このレンズの性能を100%引き出すまでには至りませんが、期待でドキドキワクワクしていて、朝早く目が覚めてしまいました。

まずはいつもアルプスを眺める場所で、標準レンズの18mmとの比較写真です。

残念ながらアルプスは隠れていましたが、これだけ広く写れば文句ありません。

緑の枠が18mmで写せるおよその範囲です。

これはたまげました。星空撮影でも威力を発揮する事でしょう。

なんでも無いカーブミラーを写してみました。

ミラーの大きさはほぼ同じなのに、周辺の山まで写り込んでいい雰囲気になりました。

なんでも無い柿の木を写してみました。

18mmだと本当になんでも無い柿の木になってしまいますが、10mmだと地面に生えている草から柿の木のてっぺんの方まで写るので面白い写真になりますね。

犬のポポ君を撮ってみました。

18mmの写真も悪くは無いですね。でもまあ、普通に上を向いている犬の写真です。

一方10mmだとかなりデフォルメされて写ります。違う犬みたい。さらに、周辺まで湾曲して写り込むので面白い写真になりますね。

ポポ君の声。いい男が台無しじゃん。こんな鼻ばっかり大きく写っちゃってさ。

プププ!本当に鼻ばっかり写ってますね。鼻のお化けみたい。

おやつで釣ってレンズに近寄ってもらいました。

魚眼レンズデビューまとめ

まだまだ撮り慣れていないのですが、いろいろと気がつく点がありました。

1・対象物を大きく入れると面白い写真になる。

撮りたいものにグッと近寄ってレンズすれすれに撮ると良いですね。

2・風景では比率は無視

空を大きく広々撮りたかったので1対9位の割合にしてみました。この際、3対2とかは忘れて思い切りやった方が面白い写真になりますね。

3・動物写真にもってこい

ポポ君には悪いけど良い写真が撮れました。猫ちゃんやインコでも試してみたいですね。

ただし、動物はこちらの思う通りに写真を撮らせてはくれません。オヤツで釣るのが一番かと思います。

あと、急にレンズに迫って来るので気をつけないといけません。このレンズは保護フィルターを付けられないのです。ポポ君の鼻水が付かなくて良かったです。

使わない時はもちろん、撮影中でもこまめにキャップをした方が良いでしょう。

実はこのキャップがまた良くて、金属で出来ているのです。手に持つとひんやり冷たさが伝わります。爪でたたくとキンキンと音がします。うれしいですね。

このレンズ、思い切って買って良かったです。これから星空撮影も行ってみます。

※お使いのカメラメーカーのマウントに合わせましょう。

私はAmazonでいろいろ探しています。

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