ちょっとした目隠しに便利
私は通所リハビリで介護職をしているのですが、利用者の皆さんが入浴する時だったり、お昼寝する時にちょこっと目隠しになるようなパーティションがあると便利なので作ってみました。
完成したパーテーションです。
パーティションの材料
なるべく安く、軽く、簡単に作りたいので木材を使って作ります。一台あたりの材料費は1300円程度です。(布は別)
一台の材料は次のとおりです。
1・杉材の棒 幅30mm 厚さ15mm 長さ910mm 4本必要です。
これで四角い枠を作ります。910mm(91cm)の物で購入すればカットする手間が省けます。無ければ1820mmの物で半分にカットしましょう。
2・丸棒 太さ12mm 長さ910mm 二本必要です。
これは布を通して張るために使います。
3・2×4材(ツーバイフォー)1820mm 一本
足にします。必要なのは250mmが250mmなので、910mmのツーバオフォーでも良いです。
4・キャスター 4個
足に取り付けてコロコロ転がします。大きさは車輪の直径が25mmの物を使いました。
5・木工用ボンド少々
ビスだけだとグラグラするので組み立てる時に塗っておきます。乾くとガッチリになるので塗りましょう。
6・スリムビス
杉材の厚みが15mmしかないので、通常のコーススレッドビスだと割れやすいからスリムビスを使います。
パーテーションの組み立て手順
全部で4台作ります。その中で1台は高さ1500mmにしたかったので杉材は1820mmの物を購入してカットする事にしました。
1・杉材のカット
1820mmの杉材をちょうど真ん中でカットして二本にします。910mmと910mmになります。
ノコギリを使って正確に切り出しましょう。
2・足のカット
ツーバイフォー材を長さ250mmにカットします。上50mm、横50mmの所に線を引きます。ここも後でカットします。
カット後のツーバイフォー材です。
このパーツが足の部分になります。一台につき2個必要です。
3・パーテーションの組み立て
割れ防止のため、あらかじめ枠の横に取り付けるパーツに穴を開けておいてからスリムビスをねじ込みます。
接合部に木工用ボンドを塗ってからスルムビスをねじ込み、枠を作ります。
平らなテーブルの上で行えば斜めにならずにきっちり締め付けることが出来るでしょう。
足の固定にも木工用ボンドをたっぷり塗って、スリムビスをねじ込みます。
ムニュッと出た木工用ボンドは拭き取っておきましょう。
足にキャスターを取り付けます。このキャスターは車輪の表面がゴムになっている物です。なるべくゴロゴロと音がしないように使ってみました。短いスリムビスで止めておきました。
ポールの両端に穴を開けてから枠の内側上下に取り付けます。
やはりスリムビスを使って取り付けますが、ここには木工用ボンドは使いません。これは、後で外して布を通すためのポールです。
布については上下を折り返して縫って袋にしてポールを通せばOKです。
今回使った布は、草間彌生さんデザインのピンクの水玉模様との事です。女性フタッフが持ってきてくれました。
完成した枠組みと一台だけ布を貼ったパーティションです。
標準サイズは枠の高さが910mmで、足まで含めると112mmの高さになります。
一台だけ大きいのは、枠の高さ1400mmで、足まで含めると1520mmの高さになります。縦の棒の長さを調整すれば自分の欲しいサイズで作れます。
パーテーション完成の図
女性スタッフが布を縫ってくれました。完成です。
ポイント1 省スペース化
このパーテーションは邪魔にならないように足を組んでおけるのです。
ポイント2 布の交換が簡単
布はポールを取り外せば交換できます。唐草模様とかモンペ柄なんてのも面白いかもしれませんね。
早速使ってみると利用者の皆さんに大好評でした。
そしてスタッフにも好評でした。
一台作ってみてはいかがでしょう。
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