ネズ公をやっつけて快適生活

親父達の家は古い家で、夜になるとネズミ達が天井裏で大運動会。お勝手に出没して食べ物をあさるので衛生的に良くないし、就寝時間にはトンネル工事をするので安眠妨害。

最近は私が栽培している原木しいたけに取り付いて食べてしまう始末。

もう頭にきたぜ。やっつけてやる。

五つの方法と捕獲道具一覧

子供の頃から悩まされてきたネズミの被害。私が一番頭にきたのは夜中のトンネル工事。壁に穴を開けるためにガリガリガリガリ。本当に安眠妨害で参りました。

その頃から行っていたネズミ捕りの方法は次の通りです。

1・カゴで捕獲

昔使っていたカゴはかまぼこ型の物で、中心に餌を吊るしておいて、ネズ公が餌にちょっかいを出すと蓋が閉まって捕獲出来る仕掛け。これはよく捕れました。

最近は四角いカゴの物が良く売れているみたいです。

色は黒が目立たなくて良いですね。

2・粘着シートで捕獲

これはネズミの出入り口近くや通路に置いて、ネズミが踏み入れるとベタベタした接着剤で捕まえる仕掛けです。ネズミは壁伝いに移動するため、壁の穴や壁の下に何枚か連続で設置します。

捕まって動けなくなった仲間を助けようとしてシートごと引っ張って移動したネズミもいました。

結構捕れましたが、次第に学習されてしまいます。

また、かかったネズミを猫がいたずらして猫が粘着シートに捕まるという事例もあり、後が大変でした。

3・殺鼠剤を使う

ネズミ殺しの薬です。ピンクの豆粒みたいな毒薬を食べさせて死に至らしめる仕掛けですが、天井裏で死んで腐ってウジが湧いたり臭ったりしました。

毒でヨロヨロになったネズミを捕まえた猫がそれを食べてしまい、猫が死んでしまったりと取り扱いに注意が必要です。

4・捕獲板(バネ式)

ネズミが餌をいじると強力なバネがバチーンとなって、ネズミを叩き潰して挟み込んであの世に送るという仕掛けです。

捕れ方がグロいので私は使いませんでしたが、親父がこれで捕まえるのが得意でした。

5・飼い猫投入

この方法は番外編といいますか。昔飼っていた猫はネズミ捕りが上手でした。夜の9時を過ぎるとお勝手に出没するため、ソ〜ッと猫を連れて行き床に置きます。

すぐにネズミの気配を察知して抜き足差し足で移動する猫。ネズミが壁伝いに走った瞬間目にも留まらぬ速さで捕獲してしまいます。あれは感動でした。

しかし、最近の飼い猫達は美味しい餌をもらって食べているのでネズミなんか見向きもしません。

いくつか方法があるのですが、今回はその1で紹介したネズミ捕りカゴでの捕獲作戦で行ってみます。

きっかけはしいたけの食害

そもそも今回ネズミ捕りを行おうと思ったきっかけは、原木しいたけが食べられてしまったためです。これが正常なしいたけです。

次が傘を半分食べられてしまったしいたけです。ネズミがかじったやつなんて食べるのは嫌ですよね。

更に、傘が全部食べられてしまって軸だけになってしまったしいたけです。これはヒドイ。

見事に食べられてしまいました。まったく頭にきてしまいます。

ネズ公達は新しいしいたけが生えるとすぐに食べてしまいます。食べかけを全部食べるならまだ許せるけど、新しいしいたけを次から次へと。運良く残ったしいたけもありますが、ネズミが周りを歩き回っているかと思えば気持ち良いものではありません。

※実際に姿を見たわけではありませんが、ネズミ以外にこんな食べ方は考えられません。おそらく野ネズミでしょう。

捕獲カゴの設置方法

今回用意したのはこの捕獲カゴです。強力なバネが付いています。

蓋を開けてから、上に付いている棒を引っ掛ける様にして、餌フックの上に軽く引っ掛けます。

餌フックのところをアップにしてみましょう。ネズ公が餌を取ろうとした瞬間に外れる様に、なるべく浅く引っ掛けておくのがポイントです。この外れるか外れないかギリギリの場所を見極めて設置すると捕獲率が上がります。

注意:セットしている時に外れて自分の手を挟まれない様に注意しないといけません。また、結構でかい音がするのでビックリします。

好物をいろいろと用意

ネズミは何でもも食べますが、より好んで食べる物を使えば捕獲の確率も上がります。

Amazonのレビューを見ると、鳥の唐揚げやパンの耳にごま油を染み込ませた餌で成功されている方が多い様です。

・市販の捕獲用餌

専門の餌なので捕れて当然ですね。

カゴ吊るし用と粘着シート用がありますので仕掛けに合わせて購入します。

・鳥の唐揚げ

油の匂いがネズ公達を誘う様です。カゴの中に吊るして使うのに向いています。

・パンの耳にごま油

もともとパンは好きなようです。更にごま油特有の匂いが誘う様です。

・ナッツ類

アーモンドやカシューナッツも好きみたいです。アーモンドはドリルで穴を開けてフックに吊るします。

今回の例では対象が野ネズミなのでアーモンドを吊るしてみました。

これをしいたけの原木の上に設置しました。

ところが警戒されてしまったのか?一向に捕獲できません。しかし、しいたけの食害は無くなりましたのでとりあえずは良しとします。

後日追記:仕掛けておいたカゴが無くなってしまいました。

息子と二人でしいたけの様子を見に行った所、捕獲カゴがありません。あれ?

理由として考えられるのは次の二点

・ネズミがかかった。→仲間が助けに来てカゴごと引きずって行った。

・ネズミがかかってた。→猫が見つけてカゴごと引きずって行った。

二人であたりを捜索したのですが、ついにカゴを見つける事はできませんでした。残念。

ついに捕獲に成功(家ネズミ)

実は、もう一つのカゴを親父達の家のお勝手に仕掛けておきました。餌は唐揚げで見事にかかりました。

後処理は、カゴごと水を入れたバケツに沈めるだけです。

蓋が閉まると持ち手部分が上に飛び出していますのでそこを持ってバケツまで運びます。

20分も浸けておけば死んでしまいますので、土に埋めるか燃えるゴミとして出せば良いでしょう。

※グロい事になるので写真には撮りませんでした。

今回使ったネズミ捕りカゴはこちらです。

さて、ネズ公にもいろいろな奴が居て、中には警戒心が強い奴や利口な奴がいてなかなか捕まりません。

そんな時は場所を変えたり餌を変えたり仕掛けを変えたりして試行錯誤です。捕れた時はざまあみやがれ!って感じですね。