安い簡単早いの三拍子揃ったジム

これからガンプラ作りに挑戦してみたいと思っている方にオススメなのがHGUC1/144RGM-79GMです。

今回は初めての方がチャレンジしやすい「素組み」(すぐみ)で作ってみたいと思います。

※色を塗ったり改造したりしない作り方です。(そぐみ)と呼ぶ方もいます。

オススメポイントその1 安い

実売価格が600円ほどと、安価な点があげられます。

これならおこずかいで買えます。大人だって一度に三体位買ってチーム編成も出来ちゃいます。

オススメポイントその2 簡単

ポリキャップまで入れて3枚構成で部品点数が少ないため、初心者の方でも取りつきやすい点があげられます。

いきなり難しいキットを買ってしまい、挫折してしまうケースがありますが、これなら作り上げる事が出来るでしょう。

オススメポイントその3 早い

このキットは完成までの時間が早い事があげられます。初めての方でも半日あれば組み上げる事が出来るでしょう。

ガンプラ一号機を自分の手で作り上げる喜びを早く味わっていただきたいなぁと思います。すると、二号機も作りたくなってきます。

素組みで作るガンプラのポイント

部品をパチッっと切って、パチバチとはめて行くと完成するのですが、仕上がりが良くなるポイントがいくつかあるので行ってみてください。

素組みポイントその1 切り離し

部品を切る時に一発で切り離そうとせず、最初は太い所か、部品から少し離れた所で切ってから、後で丁寧に部品ギリギリの所で切った方が良いです。

この赤いのはシールドですが、下の方に出っ張っている所が2ヶ所あります。部品の付いていた丸い太い所(ランナー)で切ったのでこんな感じになります。

この後、シールドギリギリの所を狙ってもう一度切ると綺麗に切ることが出来ました。

素組みポイントその2 合わせ目消し

とりあえず組み上がったガンプラを見ると、合わせ目が見えたり、切り離した跡が見えたりします。これをなるべく消すと仕上がりが断然違ってきます。

肩パットの所のスジは整形の時に出来たもので最初から入っています。(親指の先)プラモデル感が満載の箇所ですね。これは何とかしたいです。

肩の所には切り離した跡と合わせ目が見えています。これをなるべく見えにくくしましょう。バラせる所はもう一度バラして処理しましょう。

400番の耐水ペーパー(紙やすり)を使って水研ぎをしました。

黒いところに赤い丸が出来ています。肩パットに水を付けて軽くこすった跡で、赤い色は削れたプラスチックです。

これをやると、盛大に出ていた肩パットの整形跡(スジ)が消えました。

肩の部分は割り箸に耐水ペーパーを巻いてやすりがけを行いました。

この一手間が仕上がりを良くします。

あれだけひどかった肩パットの整形跡や切り出し跡、合わせ目が目立たなくなりました。

腰回りにも斜めに入った変なスジが見えます。これも耐水ペーパーでやすりがけを行って消してしまいましょう。

そのほか、シールドの赤い部分にもスジが出ていますので消しましょう。

さらに、このキットは初期の頃の物なので足の真ん中に合わせ目が来ており、段差が目立つ箇所もあります。この辺も耐水ペーパーを使って目立たなくしておきましょう。

※素組みは接着剤やパテを使わないため、完全に合わせ目を消し去る事は出来ません。目立たない様に処理できれば良いでしょう。

素組みポイントその3 全体的にやすりがけ

耐水ペーパーをかけるとそこの部分のツヤが無くなり、ツヤのある場所と差が出てしまいます。後で全体的にやすりがけを行い、全体を同じ感じ(ツヤ消し状態)に仕上げましょう。
良く見ると切り離し跡が残っていたりしますので丁寧に消してください。

初めてのガンプラ:素組みのポイントまとめ

切り出し方と耐水ペーパーがけ。この一手間が出来栄えを断然良くします。一度組み上げてからでもバラせる所はバラして行ってみてください。

やられ役のジムですが、下から撮ると結構良いではありませんか。

シールドで防御しつつ狙い撃ち。割とカッコ良く決まりました。

後ろ姿も決まってます。

ふくらはぎの所に消しきれない合わせ目が見えますが、仕方ないところでしょう。

このキットの弱点は膝の関節がちょっとゆるい事です。すぐにひざカックンになってしまいますので、中に何か入れて硬くしてみようと思います。

さて、このRGM-79GMをもう一機作ってみたくなりました。今度は寒冷地仕様として、雪原で戦うモビルスーツをイメージして白をベースにした全塗装をしてみようと思います。頭の中で色々な空想が渦巻いています。

ああ楽しい。

今回作ったキットはこちらです。

私のガンプラの事をまとめたページはこちらです。

ガンプラの作り方

ガンプラ作りに便利な道具:素組み編