建設現場で働くザク
以前作った「削岩機を持ったザク」を紹介しましょう。

このキットはHGUC初期の頃に出たものなのですが、シンプルで作りやすくて初めてのガンプラにも最適ですし、スタイルも良いのでおすすめです。
削岩機装備ザクの設定
このザクは軍の払い下げを建設会社が購入したもので、主に解体現場でコンクリートの破砕や岩盤の掘削を行うために削岩機を装備しています。
背中に背負っているランドセルの中身はエアーコンプレッサーに換装されており、横から突き出した太いホースで強力な圧縮空気を送り出します。

削岩機のトリガーを握ると「ドガガガガガ」とけたたましい音と共にビット(刃の部分)が前後してコンクリートを砕きます。

この削岩機はライフルを改造して削岩機に作り直したモノです。なんとなくサマになっているでしょう?
ビット(刃)は部品が付いていたランナーを削って色を塗って取り付けています。根元はオイルが滲んでいる様子を再現してみました。
本体の色は、黄色に少し赤を混ぜて建機カラーにしています。
ザクのカラーは軍で使用していた時のままです、購入した建設会社では全塗装する予算が無いので…。という設定の元に、濃いグリーン系とグレー系の塗装で仕上げてあります。軍用カラーですね。
更に、払い下げ前のメンテナンス無し。オイル交換さえ無く、現状渡しで予算削減。整備は自分で行い節約します(笑)
※まるで自分の買い物と一緒だ。
ザク全塗装までの手順
昔作ったガンプラなので工程を写真に撮っていません。仕方ないので文で説明します。
まず、パーツ同士の接合は接着剤を使い、合わせ目を消すためにパテを打っています。
その後、耐水ペーパーを使って表面を処理し、サフを吹いて塗装下地を作りました。
塗料はMrカラーの水性塗料を使っています。緑に少しづつ黒を混ぜてイメージの色に近くなる様に調整しました。最後にフラットベース(つや消し)を入れてからエアーブラシを使い全塗装しています。
動力パイプや関節部はガンメタを筆塗りです。
塗装が終わったら汚しを入れています。
特に足元はドロ汚れや水垢、塗装はがれを再現してみました。

くるぶし付近の水垢汚れは家の重機の汚れを参考にしています。
モノアイは本物らしくレンズ仕上げ
このキットのモノアイもシールで再現されていましたが、やはり出来はイマイチです。当然の様にレンズを作って入れてあります。この方がより本物っぽく見えますね。

モノアイの作り方はこちらのザクの製作工程でご覧ください。
頭の後ろにあるアンテナは現場内の連絡用に建設会社で増設しました(笑)
削岩機装備ザクまとめ
本当にこういう設定でモビルスーツが使えたら作業が楽しいでしょうし捗るでしょうね。
こんな日が来るといいなあ。
今回使ったキットはこちらです。値段も1000円しませんし、シンプルで作るのが楽なので、初めてのガンプラから手の込んだ作品まで楽しめます。
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