なるべく安く簡単に作る

庭にひっくり返して置いてあった植木鉢にヤマガラが巣を作ったと聞いた事があります。

よ〜し。家でもやってみよう。

早速100円ショップへ出かけてみました。

ありました。茶色の植木鉢と茶色の皿(笑)これで作って木に取り付ければ、色は目立たないし中は薄暗いから良い巣箱になりそうですね。

植木鉢巣箱の製作手順

早速作り方を紹介しましょう。

1・出入り口の穴あけ

植木鉢の上から3cm位のところに直径3cmの穴を開けます。出入り口ですね。

シジュウカラやヤマガラは2.8cmの穴にすると良いといいます。それはスズメが通ることができないからです。3.0cmの穴だとスズメも出入りできるため、いたずらされてしまう事があるのです。

でもまあ、スズメも営巣できるように3.0cmで開けています。

出入り口の穴あけ。

いつものホールソーで開けましたが、植木鉢なのでカッターでも開ける事が可能です。

ケガをしないように注意して開けてくださいね。

2・取り付け紐の穴あけ

木にぶら下げるための紐を通す穴を開けてから紐を通して中で結んでおきます。

木に取り付ける紐通し。

紐の長さは片方で50cmもあれば良いでしょう。長めにしておいて後で切れば良いです。

3・屋根の取り付け

お皿の部分をかぶせてからドリルで穴を開けます。お皿と本体を貫通させてから紐で結んでおきます。

蓋は紐で固定。

約10分で出来上がりです。カッターで穴を開ける場合はもうちょっと時間がかかります。

完成した植木鉢巣箱です。

植木鉢巣箱の完成品。

植木鉢巣箱の取り付け

裏庭の木にこの植木鉢巣箱を取り付けました。

木に設置。目立たず良好。

茶色い巣箱なので目立たなくて良いですね。春になったら営巣してくれる事でしょう。

楽しみですね。

野鳥が入らなかった巣箱

以前、白い植木鉢と緑のバケツで激安巣箱を作りましたが、野鳥たちには全く人気がありませんでした。

野鳥が入らなかった原因を考察

他の巣箱には入ってくれるのに、どうしてこの二つには入ってくれなかったのでしょう。

1・色が目立ち過ぎ?

左の植木鉢巣箱は真っ白ですし、バケツ巣箱は鮮やかな緑です。木に取り付けてもよ〜く見えます。というより目立ちます。

敵に見つかりやすいため敬遠されたのではないでしょうか。

似たような場所に取り付けた丸太巣箱や板の巣箱にはちゃんとシジュウカラやヤマガラが入りましたし、電柱に付けたパイプ巣箱もちゃんとヤマガラが営巣しました。パイプ巣箱は電柱に色が似ているため目立ちません。

それに対してこの二つの巣箱は色が目立ちすぎたのではないかと思います。

2・巣箱の中が明るい?

木の巣箱も丸太巣箱もパイプ巣箱も中が薄暗くなっていて、光を通すのは出入り口の穴だけです。

ところが、バケツ巣箱も植木鉢巣箱も中は結構明るくなっています。これも嫌われた原因ではないかと考えました。

ちなみに、緑のバケツ巣箱は設置から1年半でプラスチックが劣化してボロボロになってしまいました。

蓋付きで100円(108円)だったのでこんなもんでしょう。激安で良かったけれど、入ってくれなければ無駄ですね。

植木鉢巣箱まとめ

この植木鉢巣箱なら色は目立たないし中も薄暗いから大丈夫ではないかと思います。

値段は鉢と蓋で200円(216円)でしたので、バケツよりは長持ちしそうです。

でも、家にあるプラスチックの植木鉢も数年するとボロボロになってしまいますので、だいたい同じくらいの耐用年数かと思います。

100円ショップの植木鉢は安くて作るのが楽チンなので良いですね。

普通の木の巣箱の作り方はこちらからご覧ください。

野鳥の巣箱の作り方と材料一式

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