大雪降ったら切り裂きブレードが活躍
一晩で50cm位降られてしまうと四駆のトラクターでも除雪に難儀してしまいます。
そんな時はバックホーの出動となるのですが、排土板だけでは真っ直ぐにしか押す事が出来ないし、高さも低いので上手に除雪する事が出来ないのです
そこで15年ほど前に、排土板に取り付ける除雪ブレードを作ったのでした。
バックホーの強力な押し力を生かす
速度は遅いですが、とにかく力強く押し切って行きます。この力を余す事なく生かすには、両脇に雪を寄せて行く「切り裂きブレード」が有効です。
切り裂きブレードの材料
鉄板:90cm×180cmで厚さ2mmの鉄板を使いました。これ以上厚いとカットや曲げなどの加工が大変です。家でコンクリートを練る時に使った物で、3枚ほどあったので一枚親父にもらいました。
L字アングル:これも家で鉄骨ハウスを作る時に余った物をもらって使いました。鉄板に溶接して補強材として使います。
ボルト類:バラした農機具の物とか、家にゴロゴロありましたので、こちらも買わずにすみました。
溶接棒:1.6 Φの物を使いました。溶接機は100V〜200Vまで使える物ですが、家に100Vしか無いので1.6Φ以上になると上手く溶接できません。
当時は図面を書いて模型も作って実験してから作りましたが、何せもう15年ほど前の事なので何も残っていません。
製作期間は約一ヶ月位だったと思います。
費用は、溶接棒とカッターの刃と塗料代位だったので一万円程度だったと思います。鉄板とアングルがもらえたので安くできました。
排土板への取り付け
まず、排土板の上部にボルトで取り付けます。
次に排土板のサイドにボルトで取り付けます。
頑丈な排土板にドリルで穴を開けて太いボルトで締め付けるので、ガッチリと取り付けが出来る様になっています。
バックホーの排土板を上げるとこの切り裂きブレードも上を向きます。
幅は155cm高さは75cmあります。
これは数年前に活躍した時の写真です。

ちょうど軽自動車一台が通れる広さで雪を左右に寄せながら除雪して行く事ができます。往復すれば普通車でも余裕で通れる広さになります。
また、トラクターで道の端に寄せた雪を、このブレードの片側に当てながら前進すると、せり上がった雪がガードレールの上を乗り越えて谷底に落ちて行きます。
このブレードを作ったおかげで我が家のバックホー三菱ME30が冬でも活躍できる様になりました。
この冬も活躍してくれるかな?
こちらは私がお世話になっている除雪機ネットさんのホームページです。年間1000台売るというのでさすがに詳しいです。パーツや用品も充実しています。
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