セキセイインコは寒さに弱い
我が家にやってきたセキセイインコのピコちゃんは、2017年10月11日生まれです。初めての冬を乗り切るために、夜間少し過保護なくらい暖かくしようと思って保温ケースを作ってみました。
保温と防音効果のあるケースを作る
生後一年未満のセキセイインコが快適に過ごすためには、25℃前後の温度を保たないといけないといいます。
標高1000mの我が家は夜間は冷え込んで、外気温が マイナス17℃位まで下がる事があります。高気密高断熱の住宅に住んでいるので家の中で凍結する事はありませんが、室温10℃以下になってしまうのでインコにとっては厳しい条件になってしまいます。
今回は鳥かごごとすっぽり入って、保温効果にプラスして防音効果もある入れ物を作ってみます。
保温兼防音ケースの作り方
鳥かごの寸法を測ってから上下左右に5cm位大きく作ります。これは、断熱材を入れるための余裕を見るためです。
1・寸法を決めてからベニヤ板をカットします。
天板・底板・前板・後板・右板・左板で全部で6枚カットします。
厚さ2.5mmのベニヤ板なので大きめのカッターでもカットが可能です。
2・右板・左板には特別な加工をします。
右板の下の丸い穴は暖房器具の電源コードの通し穴兼通気口です。
左板の四角い部分は開閉式の窓になります。冬場は閉めて夏場は開けます。穴は通気口です。(3cm)
3・角材と木工用ボンドを使って組み立て
ベニヤ板が2.5mmと薄いのでそのままでは接着できないので、1cm角の角材をつなぎに使います。
木工用ボンドを使って接着します。
4・ビスを使ってしっかり固定します。洗濯バサミで挟んでも良いでしょう。
長さ1cm位のビスをねじ込んでしっかりと固定します。
木工用ボンドが硬化したらビスを抜きます。

上蓋を作っているところです。木工用ボンドを塗ってから角材をビス止めしていると、ピコちゃんが興味津々。大きな音も平気みたいです。
危ないから向こうで見ててね。
5・木工用パテで穴埋めをします。
ビスを抜いた穴や、表面の穴や傷を木工用パテを使って埋めておきます。
硬化したらペーパーがけを行い表面を整えます。
6・水性塗料で塗装します。
ベニヤ板抜き出しでは格好悪いので色を塗りました。
水性塗料を使いましたのでキツイ匂いが無いので大丈夫です。後で水色も入れてピコちゃんカラーにしようかな。
7・断熱材をカットして内部に貼り付けます。
今回使うのはウレタンチップの断熱材兼防音材で、車の防音加工用に購入したものが余っていたので使用しました。
固定はホットボンドです。
8・上蓋と窓の固定。
蝶番を使ってしっかりと固定しました。はめ込み式よりも開閉式にした方が使い勝手が良いでしょう。
左板の窓も蝶番を使って開閉できる様にしました。冬場は締め切りで夏場は開きます。
色が違うのは窓の塗り忘れです。
9・ペット用ヒーター(中サイズ)で暖房します。
完成した保温兼防音ケースです。
中のペット用ヒーターは中サイズの物を入れました。この上に鳥かごごと入れて暖かく過ごしてもらいます。
蓋を閉じてみたところ、防音効果もかなりあります。
人間よりも早く寝てもらうため、テレビの音や話し声、廊下を歩く音がインコの安眠妨害にならない様にしたかったので良かったです。
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