インコの雛の餌と飼育ケースと保温器具

10年ぶりにセキセイインコを飼育する事になった我が家です。
雛を迎えるために行った事を書いてみます。
手乗りインコに育てたい
インコと暮らすなら手乗りに育てる事ができれば楽しさも倍増ですが、雛の頃から育てないと難しいものがあります。ペットショップに雛がやって来る時期を狙ってお迎えしましょう。
インコを雛で迎える事が出来る時期
以前は春と秋に雛がやって来る事が多かったのですが、最近はそうでも無いようです。行きつけのペットショップで聞いてみるのが良いと思います。店員さんと仲良くなって入荷時期を教えてもらうと良いでしょう。
そうは言っても春に生まれた雛を春から夏の間に育てた方が温度管理が楽です。特に初めての方は春が良いでしょう。
春は5月の連休(ゴールデンウイーク)頃にブリーダーさんのところで雛が生まれ、しばらく育てられてからペットショップにやって来ます。
インコの種類を決めましょう
一口にインコと言ってもいろいろな種類が居ます。体のサイズからみると小型のセキセイインコから中型のオカメインコ、大型のコンゴウインコまで。
性格もいろいろで、おしゃべりが得意なタイプや歌が得意なタイプに人にべったり懐くタイプまで。(一羽飼いをすれば良く懐くと言われています。)
値段も3,000円位で買えるセキセイインコから、ボタンインコが20,000円位。ヨウムに至っては400,000円位まで!
我が家では、小型で値段も安くて、もしかしたらおしゃべりが出来るセキセイインコの雛を迎えて手乗りに育てる事にしました。
セキセイインコを迎えるために用意した物
雛をお迎えしてから慌てて揃えるのはいけません。抜かりなく準備してからお迎えする様にしましょう。
雛の購入と同時に用品を揃えても良いですが、忘れ物が無い様にしましょう。
インコの雛の餌
あわ玉(ヒナ用)とすり餌(パウダーフード)を用意しましょう。
こちらのあわ玉は皮むきタイプでヒナ用です。
すり餌はこちらを使いました。
飼育ケース(ひな飼育セット)
プラスチック製の透明な物で、長さ30cm位、高さ20cm位あれば良いでしょう。カブトムシやクワガタを飼う時に使うやつです。
飼育ケースと巣材や餌やり道具がセットになっているものがありますので、こちらを購入するのも良いと思います。
小動物用ヒーター
特にヒナのうちは寒さが大敵です。さらに、インコは寒さに弱い鳥なので冬を乗り切るためには必要です。
ヒナの時の保温と、冬になったら暖をとるために必要な品です。
巣材
着なくなったTシャツを切って飼育ケースに入れています。ヒーターを包んでおくにも良いでしょう。
温度計
飼育ケース内の温度を見るのに必要です。ケース内の温度が25℃程度になる様にしておきましょう。
餌鉢
粟玉を水で浸してからレンジでチンして柔らかくしますので、ガラスか陶器の物が良いでしょう。
プラスチックのスプーン
一人餌が出来る様になるまではヒナを手のひらに乗せて餌を食べさせます。スプーンに粟玉を乗せて口元に近ずけて食べさせます。
飼育ケースをセットする
ヒーターが結構な温度になったので、カゴに入れてからその上に飼育ケースを置きました。直接飼育ケースの中にヒーターを入れても良いですが、ヒーターを布で包んだり、熱い時に避難できる場所を作っておきましょう。
温度計を必ず入れて、熱くなりすぎない様に見てあげてください。
飼育が始まったら、うんちはこまめに捨てて清潔を保ちましょう。
雛選びのポイント
お迎えの準備が出来たらいよいよ雛を選びます。ペットショップではすでにブリーダーさんに育てられ、手乗りになっている中雛が居る事が多いです。一人餌(自分で餌鉢の餌を食べる事ができる雛)が出来る雛になっていれば楽です。
一人餌が出来ないと、2時間おきにさし餌をしないといけません。学校や仕事がある人は難しいでしょう。店員さんに確認してください。
1・元気な雛を選びましょう。
ショップの飼育ケースの中にはたくさんの雛が居る事と思います。その中で一羽を選ばなければなりません、まずは元気の良い雛を選びましょう。
2・気に入った色合いの雛。
これから長い年月を一緒に暮らすので、好きな色合いの雛を選びましょう。あらかじめ家族と話し合って色を決めておきましょう。うちの奥さんは青系が好き!絶対青が良いと言っているので青を選ぶ事にしました。
3・直感も大事。
たくさん居る中で、目が合うヒナがいると思います。良さそう!と思った雛を観察しましょう。
・人の姿を見てケースの隅っこに逃げてしまう様な雛はやめておきましょう。気になる雛が居たら店員さんに出してもらって確認しましょう。
・怪我をしていないか?指が欠けていないか?元気な声が出るか?病気っぽく無いか?
・目ヤニが出ていたり、目が澄んでいない雛は病気っぽいので止めましょう。
・お尻が汚れている雛は下痢をしている可能性大。
自分でわからなければ率直に店員さんに聞いてみると良いでしょう。この子は大丈夫ですか?
今回私が選んだのは、白い羽で首や背中が水色の雛です。ブルーパイドという種類の様です。
まだ頭の羽が生えそろっていませんが、一人餌が出来る様になっていました。
誕生日は2017年10月11日でした。
我が家にお迎えしたのは2017年11月7日です。もうすぐ一ヶ月ですね。この位まで育っている雛だと後が楽ですね。
4・名前を決めましょう。
名前はピコちゃんに決まりました。
パ行で付けると良いといいます。パピプペポですね。自分の名前を覚えやすいみたいですし言いやすいみたいです。飼い主も呼びやすいのでおすすめです。
5・性別とおしゃべりインコの関係。
ピコちゃんの性別はまだわかりませんが、多分男の子かなと思います。ただ、雛のうちに性別を見分ける事は難しい様です。店員さんもわからないと言っていました。
一般的に男の子の方が人間の言葉を覚えておしゃべりすると言いますが絶対ではありません。男の子でもおしゃべりしない子もいますし、女の子でもおしゃべり出来る子もいるそうです。
男の子であっても女の子であってもかわいい家族です。大事に育てたいと思います。
追記:後に卵を産みました!あれ?女の子だったんだ。(生後半年くらい経過した頃です。)
ピコちゃんは女の子だけど自分の名前を言う事ができる様になりました。
セキセイインコの雛用餌の作り方とあげ方
最初のうちは柔らかくした粟玉を食べさせるため、水を入れてレンジでチンします。
一度〜二度で食べる事が出来る量だけ作ると良いです。大量に作ると最後は悪くなってしまいます。
水を多く入れてしまった場合は後で捨てれば良いでしょう。
3・電子レンジでチンします。沸騰させるので、だいたい15秒〜20秒程度で、沸騰したのを確認して止めています。
4・38度〜40度程度まで冷ましてからすすり餌をスプーン半分位入れて良く混ぜます。粟玉だけだと栄養面が不足しがちなので小鳥用のすり 餌を入れて食べさせています。パウダーフードという名前で売っているものでも良いです。
5・雛を手に乗せてプラスチックスプーンに少量乗せて口元に持って行けば食べてくれます。
手が暖かい場合は直接手に乗せて食べさせれば良いです。寒がる様なら布に包んであげてください。
一人餌が出来る雛でしたが、慣れてもらうために手に乗せて餌をあげる事にしました。
レッグウォーマーが気に入ってしまい、潜り込むと安心する様でこの姿で餌をもらっています(笑)
お腹がいっぱいになって眠っているピコちゃんです。レッグウォーマーに包まれて安心しきっています。
夜間の対応
21:00頃就寝
最後の餌やりを行ってたっぷり食べさせてから飼育ケースごと上から毛布をかけて保温しています。ヒーターは入れたままです。
時々温度計を確認して熱くなりすぎない様に気をつけています。だいたい25℃位になる様に毛布のかけかたを調整しています。
6:30頃起床
驚かさない様に毛布を取って起こします。(先に起きている事の方が多いけど)それから朝ごはんです。
日中の過ごし方
奥さんが仕事場に連れて行って、スタッフみんなで面倒を見てくれています。その点はとても恵まれた職場です。
お腹が空くと餌を食べ、ウンチをして寝る。お腹が空くと餌を食べウンチをして寝る。の繰り返しですが、最近は間に遊びが入ってきました。
遊んでお腹が空くと餌を食べてウンチをして寝る。遊んでお腹が空くと餌を食べてウンチをして寝る。のパターンになりました(笑)
順調に育っています。
セキセイインコに最適な鳥かご(ケージ)
ある程度大きくなると飼育ケースを卒業して鳥かごが必要になります。
2019年9月現在「ホーエイ21手乗り」を使用しています。このケージはセキセイインコ一羽飼いからペアの二羽飼い位まで対応できる広さがあります。
また、開口部が大きく開いてインコが出入りしやすいのが特徴です。
さらに、糞切り網がトレーごと取り出し可能でお掃除がすごく楽ちんです。
毎日のお掃除が格段に楽になりました。最初からこのケージにしておけば良かったとつくづく思いました。
日本のメーカーの製品ですし、交換部品もあります。作りもしっかりしていて長く使える製品です。
ちなみにこのケージについての使用感はこちらに詳しくまとめましたので良かったらご覧ください。
今回紹介した商品はこちらになります。
あわ玉は皮むきタイプでヒナ用です。
すり餌はこちらを使いました。
飼育ケースと巣材と餌やりの道具がセットになっている物があります。
ヒナのうちは寒さが大敵です。さらに、インコは寒さに弱い鳥なので冬を乗り切るためには必要です。
抜かりなく用意してからインコのヒナを迎えましょう。
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