エンジンストップソレノイドの故障

私の家の古いバックホウ「三菱ME30型」なのですが、キーを切ってもエンジンが停止しなくなってしまいました。

エンジンストップソレノイドの故障なのですが、致命的な故障ではないのでしばらく放っておいて、手動で停止しながら使っていました。

黄色い丸の部分がストップスレノイドです。ゴムのカバーが劣化して無くなっています。

青い線の一本が切れてしまったため動作しなかったのです。

黄色の矢印部分。

半田付けしようと思ったのですが根元ギリギリで切れてしまっていたため諦めました。

ディーゼルエンジンの手動停止方法

ちょっとエンジンを止めて降りて作業して、また乗ってエンジンをかけてという動作が結構あるので面倒だったのですが、次の方法で手動停止していました。

1・ストップソレノイドの電磁弁を手で押し込む

もともと通電すると電磁弁が動いて中の棒が出て、燃料をカットする仕組みです。それを手で行います。

指の先の部分を右に押すと燃料がカットされます。

2・アクセルの根元を手動で押して燃料カット

アクセルワイヤーの先っぽの部分を指で押し込んでも燃料が止まるのでエンジンを停止できます。

3・負荷をかけてエンスト

アクセルを最低にしてアイドリング状態の時にブームを下げて負荷をかけるとエンストします。あんまり使いたくないですね。結構粘るので止まらない時もあるし。

エンジンストップソレノイドの交換

降りてボンネットを開けての手動停止は面倒臭いので。いよいよ交換することにしました。

このエンジンは三菱K4Eというエンジンで、トラクターなどにも搭載されているため農機具屋さんで部品が手に入ります。

ネットで探したのですが見つからず、近くのJA機械化センターの知り合いに聞いたら「あるよ!取れるよ。」との事で取り寄せてもらいました。7,000円位です。

根元のボルトをモンキーレンチなどで回せば簡単に外れますので新しいものに交換してボルトを締め、青い配線をつなぐだけなので作業としては簡単でした。以後快調です。

エンジンストップソレノイドの故障まとめ

ストップソレノイドの故障で、今回とは反対にエンジンがかからなくなるタイプもあります。

このエンジンはエンジンが止まらなくなってしまったのですが、反対にかからなくなるのです。通電すると燃料を送るタイプです。

いずれにしてもエンジンが止まらないか、かからない時はこいつを疑ってみると良いでしょう。

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