カロッツェリアのカーAVを取り付け
なぜか昔から純正品のカーオーディオの音は良くなかったですね。自分の耳が詰まっているのではないかと思うほど「こもった音」がするのです。
私のお客さんには必ず純正品以外の物を勧めていました。
(当時はカーステレオと言っていました。)
息子のC-HR同様、私のシエンタもオーディオレスで購入ました。後でカロッツェリアのカーAVを取り付けるためです。
私にはナビは必要ないのでカーAVで充分です。更に、テレビも必要ありませんのでFH-6200DVDを選びました。
後日追記:このユニットは結構太くて良い低音が出ます。スピーカーはとりあえず純正でも大丈夫でした。(もっと良い音を求めて、いつかスピーカーも交換する事でしょうけど、とりあえず満足。)
今回のカーAVの取り付けに使った物一覧
(私は全部Amazonで購入しました。)
FH-6200DVDを取り付けましたが、現在モデルチェンジしてFH-6500DVDになりました。取り付け方法などは変わりありません。
配線キット(オーディオハーネストヨタ・ダイハツ用)サイドパネル付き
アンテナ線変換ケーブル(これを付けないとアンテナがつなげません)
カーAVの取り付け手順
今回は私のシエンタで説明しますが、車種が変わっても大体同じ方法で取り付けできますので参考にしてみてください。
1・オーディオパネルの取り外し
最初にシフトレバーをPからBの位置にしておきましょう。作業がやりやすくなります。
オーディオパネルを手前に引っ張りながら隙間を大きくして行くと、バコッと外れます。大抵はこうやってはまっているだけです。
※たまに下の方でビス止めしてある車もありますので、外れない場合は確認してみてください。
ハザードランプの配線を外してパネルを完全に取り外してしまいましょう。
写真の様に後ろ側を指で押せばロックが外れてスポッと抜けてしまいます。
2・取り付けステーの取り外し
奥に4箇所ネジが見えます。長めのドライバーでネジを回してから蓋と一緒に手前に引き出すとステーも一緒に出てきます。
ネジを落とさないように注意しましょう。
3・本体に取り付けステーをネジ止め
カーAVの側面にステーをネジ止めします。
ネジは付属の物を使ってください。長いネジを使うと内部を痛めてしまうことがありますので注意しましょう。
4・スペーサーの取り付け
シエンタの場合取り付けスペースはワイド2DINサイズになっています。
幅200mmのオーディオが取り付けできます。
ところが、FH-6200DVDは2DINサイズなので幅が約180mmです。
このまま取り付けるとパネルと本体の左右に隙間が出来てしまい、カッコ悪い事になってしまいます。そこでスペーサーをかませて幅を調整します。
5・配線キットの取り付け
別途購入したエーモンのカーオーディオ用配線キット(トヨタ・ダイハツ用)のカプラーを、車両側のカプラーにはめ込みます。日産用とかホンダ用とかありますので確認してから購入してください。
6・カーAVに付属の配線を接続
カーAV側の配線と配線キットの色を合わせてギボシをつなぎます。
しっかりと押し付けてはめ込みます。
写真は全部つなぎ終わった配線です。
写真では青白線もつながっていますが後でアンテナ線をつなぐ時に接続すれば良いので後回しにしましょう。(クリックで拡大表示できます。)
・黄色線 バックアップ電源
キーのオンオフに関係なく供給されています。オーディオにこだわる人はこの電源を太いケーブルでバッテリーから直に引っ張りますが、私はそんなにこだわらないのでこのまま使います。
・赤色線 アクセサリー電源(ACC)
キーをアクセサリー(ACC)またはエンジンスタートさせると電源が供給されます。これによりカーオーディオが動き出します。
・オレンジ白線 イルミネーション
車のポジションランプまたはヘッドライトオンで連動します。
夜間などに特別な装飾が光るタイプのカーオーディオは、ライトONで連動して光ります。
※FH-6200DVDの場合はライトONで、液晶画面の輝度が落ちて夜間でもギラギラしなくなりました。
・白と灰色線 フロントスピーカー
前のスピーカーから音が出ます。左右間違えない様にしましょう。後で左右に音を振ってみて確認すると良いでしょう。
・緑と紫線 リヤスピーカー
後ろのスピーカーから音が出ます。X-Vパッケージの場合はリヤスピーカーが付いていませんのでつながなくても大丈夫です。
後でリヤスピーカーを取り付けました。こちらからご覧ください。
走行中にもDVDやTVが見れるようにする方法
・若草色線 パーキングブレーキ感知
助手席や後ろ席の方は走行中でもDVDが見れないと使い勝手が良くないですね。
若草色の線を途中で切って黒い線に巻きつけましょう。
黒い線とは、カーAV本体側から出ているフック船長の手みたいなやつです。ハンダ付けすれば完璧ですが、テープで巻くだけでも大丈夫です。
正規の処理は、パーキングブレーキの配線につなぎます。するとパーキングブレーキが入っている停車中だけDVDが映るようになり、走行中は映りません。
実用的ではありませんね。
そこでこの処理を行うと、カーAVがパーキングブレーキが入っていると勘違いしてDVDを映してくれるのです。カーナビのテレビも基本同じ事です。
ちなみにDVDを再生してみました。映像が綺麗ですね。小さなお子さんがいる方にはすごく良いと思います。お気に入りのアニメのDVDなどを載せておきましょう。
※運転手は見ない様にしてください。安全第一です。
・紫線 バックカメラ用
バックカメラの取り付けは次回にしますので使いませんでした。束ねておきます。
7・アンテナを接続
ここでアンテナ線を接続するのですが見当たりません。最近のトヨタ車はカプラーで来ています。探したら取り付けスペースの上に一個だけはまっているカプラーを発見しました。
以前は丸いアンテナ線が来ていたのですが、最近はカプラーになっちゃったみたいです。
カーAV側のアンテナコントロール線(青白線)をアンテナ変換ケーブルの青線に接続してください。2種類のギボシが付いていますので、合う形の奴を接続すれば大丈夫です。
この青い線はブースターに電源を供給します。つながないとラジオの感度が極端に悪くなってしまいますので、忘れずにつないでください。
8・本体に配線を接続
USBの延長ケーブルも挿して、裏を通して助手席側に出しました。
使わなかったカプラーや配線類はまとめてテープで固定して奥に押し込んでおきましょう。ブラブラさせておくと異音の原因になったりしますのでまとめておいた方が良いと思います。
9・カーAVを納める
うまく配線を押し込みながら所定の位置にはめ込みます。位置が決まったら4箇所ネジ止めしてください。
うち1箇所に先ほど加工した黒い線をかませます。
10・オーディオパネルをはめ込む
ハザードランプの配線をカチッとはめ込んでからパネルを押し込みます。
浮きが無いようにはめ込みができたら完成です。
内装のラインの色に合わせて画面もオレンジ系に設定しました。
シエンタにカーAVの取り付けまとめ
いやー快適快適。やって良かったです。
FH-6200DVDを付けてみて良かった事
・USBメモリーが快適
USBメモリー内にフォルダーを作ってiTunesからドラッグ&ドロップで曲をコピーするだけの手軽さで車で音楽が聴けてしまいます。
いくつかフォルダーを作ればジャンル分けも簡単です。CDを焼くのはもう古いのか…。
※Macをお使いの方は、USBメモリーをFAT32で初期化してから使いましょう。
・取り付けが比較的簡単
カーナビだとGPSのアンテナ線やフルセグテレビのアンテナ配線を取り回す手間がかかりますのですごく面倒です。また、配線取り回しのためハンドル周りやダッシュボード周りの分解が必要です。
今回はオーディオパネルの取り外しだけで出来てしまいましたので、作業時間も短くて済みました。
・値段が安い
2万円台前半でこれが買えてしまう事に驚きです。ナビが必要無い私には機能的にも充分でした。
・今回はスピーカーの交換までは行いませんでした。

シエンタの純正スピーカーはリベットで止まっていて取り替えが面倒くさいのです。
しかも、土台とスピーカーが一体になっている変な物です。外して新しい物を付けようとしても土台が使えません。
とりあえず低音もしつこい位良く出ています(笑)こもったような低音ですが…。今の所FH-6200DVDの設定で何とかしています。
スピーカーのエイジングが済めば、もうちょっとまともな音になりそうな気がしますのでしばらく様子を見る事にします。
その後、お金に余裕が出来たらやってみようと思います。その際にはデッドニングもしてみようと思います。
※エイジングとは、スピーカーの慣らし運転みたいなものです。
※デッドニングとは、防音防振材を取り付けてスピーカーの音を良くする事です。
・バックカメラの取り付けも後日行いたいと思います。
ただ、バックカメラについては後で取り付けるのはとても面倒な作業が必要です。出来ればメーカーオプションでバックカメラだけでも付けておいた方が良いでしょう。
後付けだとカメラ自体の値段は安いのですが自分で行うとものすごく面倒ですし、車屋さんに依頼したら工賃が結構かかってしまってメーカーオプションと価格差が無くなってしまいます。
※後日バックカメラを取り付けました。取り付け方法については下記のリンクからシエンタ日記へ行ってみてください。
さて、今回カロッツェリアのカーAVを取り付けてみましたが、やっぱり純正品は止めておいて正解でした。後付けがオススメです。
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