新車は値切って買うもの

2017年4月中旬の事です。車屋さんに一緒に行ってくれと息子が言います。どうやらTOYOTAのC-HRが欲しいらしいのです。ほう!良い車選んだじゃん。

ざっと300万円越えの車ですね。発売から間もない事や3月の決算月を過ぎてしまっている事などから値引きは渋いだろうと思われます。それでもちょっと頑張ってみますか。

早速仕事が終わってから近くのトヨタのお店に出かけました。

トヨタのディーラー廻り開始

車を買うときの面白さの一つが値引き交渉ですね。安く買えるならその方が良いに決まっています。少しでも皆さんの参考になればと思い方法を書いてみましたのでご覧ください。

値切るのは苦手と言う方も居ると思いますが、後ほど説明する第一段階の交渉までは行ってみてください。そうしないと営業マンの言いなりになってしまいます。

本命車種とグレードと競合の選定

交渉に入る前に車種とグレードとオプションをある程度決めて条件を揃えておきましょう。今はメーカーのホームページで詳しい情報が手に入りますので下調べをしておけばスムーズです。

グレードの選定

今回はC-HRのハイブリッド車でグレードはGで、色はブラックマイカ。

メーカーオプションはスペアタイヤとバックカメラだけです。

販売店オプションはサイドバイザーとフロアマットとETCだけです。

カーナビやドライブレコーダーなどは納車されてから自分で取り付けます。

ほとんどオプションを付けない状態で買うので値引きは厳しそうです。

競合車種の選定

例えばC-HRだったらスタイルが似ているホンダのヴェゼルが良いでしょう。こちらもハイブリッド車とガソリンエンジン車があって、見た目も似ているので競合にはもってこいです。

本命はC-HRなので、ヴェゼルは当て馬的な存在になりますが、がんばってくれたら寝返るかもしれません(笑)

※他の車種を買う場合でも他社の似た様なコンセプトの車を競合相手にすれば良いでしょう。

ちなみにC-HRの取り扱いは トヨタ店・カローラ店・ネッツ店・トヨペット店と、全てのトヨタのお店で販売されています。

値引き交渉第一段階(トヨタのお店同士)

先ずは二つのお店を回って競合させるのが良いでしょう。例えばカローラ店とネッツ店とか、トヨタ店とトヨペット店など。話の中では他店の事やヴェゼルの存在もちらつかせます。決してC-HRが本命とは言わないようにしましょう。

値引き交渉第二段階(経営が違うトヨタのお店同士)

同じ名前のお店でも経営母体が違うケースがあるのでそちらを競合させます。例えば長野県松本市だったらカローラ店が二つあるのです。カローラ長野とカローラ南信。同じカローラ店でも経営が違うので強烈なライバル関係にあります。当然値引き額も期待できます。

他の地域でも似たようなケースが結構ありますので、調べてみると面白いと思います。

会社名がトヨタカローラ○○ トヨタカローラ△△ となっています。○○と△△の部分の違いを見てください。

ここでもホンダのヴェゼルの存在をちらつかせてみると良いでしょう。

この段階で充分な値引きが得られたと納得したら契約しても良いでしょう。でも、まだまだだと思ったら第三段階を試してみましょう。

値引き交渉第三段階(トヨタのお店と他社)

本当にホンダのお店に行ってヴェゼルの見積りをもらいます。もちろんC−HRと競合している事は伝えた上で頑張ってもらいます。

第一段階または第二段階で残ったトヨタのお店に行って、もらってきたヴェゼルの見積書を見せて再交渉します。本当にヴェゼルも検討しているってアピールですね。

「危なく契約しそうになったけど、踏みとどまってもう一度来ました。」みたいな事を言います(笑)

そして「もうこれ以上無理です。」という事になったら 。

最後に、何か付けてくれたら決定するとか、見積もりの端数を切ってくれたら契約するとか言ってみてください。

相手が若いセールスだったら、許容されている値引き額がある程度決まっていて、それ以上の額になると上の判断を仰がなくてはなりません。

渋っている様なら「ちょっと店長さんに相談してみてくださいよ。」と言ってみてください。大抵こちらの要望が通ると思います。

ここまでやったらもう良いでしょう。これ以上は時間の無駄ですし、印象的にちょっと悪くなってしまうのでどうかな?と思います。

「ここまではやりたくない。」と言う方も居るでしょう。それでも値引き交渉第一段階位は行った方が良いと思います。そうしないとセールスの言いなりになってしまいます。

下取り車がある場合

今乗っている車を下取りに出すなら、値引き額と下取り価格はしっかり分けて金額を出してもらいましょう。

買取センターもお得

私が友人知人に勧めているのは、下取りには出さずに買取屋さんに持ち込んで買い取ってもらう方法です。

うまく行けば、下取り価格よりも10万円以上も高く買い取ってくれた。とか、下取り価格が付かなかった様な車でも値段が付く場合があるのです。やってみる価値はあります。

買取専門店では下取り価格より良い値段が出ます。まずはネットで申し込みますが、無料なので気軽にやってみてください。

また、ちょっとマニアックな車に乗っている場合には個人売買という手もあります。SNSなどで募ってみるといいかもしれません。

契約時の注意

値引き交渉も大詰めになって来たらいよいよ契約目前です。ここでもう一度装備を確認して落ちが無い様にしましょう。

メーカーオプションに注意

メーカーオプションは後から付ける事ができません。例えばLEDヘッドランプや本革シート、バックカメラ、寒冷地仕様などが該当します。迷いがあるなら付けておいた方が後で後悔しないでしょう。

もしも契約した後にバックカメラを忘れたって事になったら?

とにかく早めに販売店に連絡しましょう。トヨタの工場で製造が始まるギリギリ前だったら間に合う可能性がありますが、製造が始まっていたり納車直前だったらもう間に合いません。こういう事はなるべく避けたいものです。

ディーラーオプション

こちらはサイドバイザーやフロアマット、カーナビなど、エアロパーツなど販売店で取り付けが出来るオプションになります。(販売店オプションとも言います。)アクセサリーカタログに販売店オプションとして載っているものが該当します。

※取り付けに時間がかかったり、工作が必要な物は別途工賃がかかります。

※こちらは納車後にも取り付ける事が出来ますので、しばらく経過して欲しくなっても大丈夫です。

いよいよ押印して契約

メーカーオプションと販売店オプションをしっかり確認して、今まで行ってきた値引き交渉がしっかり反映されているかを確認してからハンコを押して契約しましょう。何か落ちていたら後でトラブルになってしまいますので注意しましょう。

後は担当セールスと良い関係を築いてください。非売品のグッズをもらえる事もあります。

さて肝心の値引き額ですが、C-HRの場合は2017年4月現在で車両本体から概ね15万円位ではないかと思います。車両のグレードや付けるオプションの量と価格によっても違ってきますので一概に何万円と言えませんが、私と息子は価格.comの情報を参考にしてみました。

「シエンタ値引き額 価格.com」で検索して目標にしてください。

ちなみに納車まで概ね二ヶ月待ってくれとの事でした。

新車購入時の値引き交渉まとめ

1・トヨタのお店同士で競合させる。

2・別経営のトヨタのお店同士で競合させる。

3・他のメーカーと競合させる。

4・下取りよりも買取専門店。

5・担当セールスと良い関係を。

6・メーカーオプションに注意。

最後に。

実は私、トヨタのお店で営業マンをしていた事があります。セールス時代の経験を元に値引き交渉をしてみました。

他の車でも同じ様に値引き交渉に挑んでみれば納得できる値段が出ると思います。

それでは皆さん楽しいカーライフを。

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