車のサビは早めの対処が大切

車の錆びは放っておくと次第に広がってしまいます。気がついた時に、小さいうちに対処しておけば大丈夫です。

第一段階 タッチアップペイントでサビ防止

ボンネットに小さな傷を発見しました。小石でもぶつかったのでしょう。塗装が傷ついて地金が出ていますがまだ錆びていません。早く気がついて良かったです。

この傷の修理にはタッチアップペイントを使います。あらかじめ自分の車の色に合う物を用意しておくと良いでしょう。

まずはタッチアップペイントをカラカラと降って、中の塗料を良く混ぜ合わせてください。

蓋を回して外してから抜いて、口元で少し塗料を落とします。

蓋に付いている筆で傷の部分にピトッと塗れば完了です。

傷全体に塗料がかぶるように、少し厚目で大丈夫です。乾けば目立たなくなってしまいます。失敗したら手早く拭き取ってもう一度塗れば大丈夫です。

第二段階 サビを取ってからタッチアップ

次は傷ついた部分が錆びてしまっているケースです。分かりやすい様に矢印を貼っておきました。こんな小さな傷ですがもう錆が始まっています。

ドアの下の部分は小石が飛んで傷になりやすい場所です。洗車した後などに時々チェックしてみてください。

まずは少量のコンパウンドをウエスにつけて錆の部分を擦ります。

錆がきれいになったところでタッチアップペイントをピトッと塗っておきましょう。

少し厚目で大丈夫です。乾燥すれば目立たなくなります。

第三段階 サビチェンジャーで進行を遅らせる

冬場に雪が降る地域では融雪剤として塩カルを撒きます。これが車が錆びる原因です。

これは私のムーブです。冬になる前に少しだけリヤフェンダーが錆びていたのですが、冬の間にあっという間に広がってしまいました。今シーズンも盛大に塩カルが撒かれましたので・・・。

ここまで来ると素人にはどうにもならないのですが、余裕がなくて修理に出せなかったり、出すつもりがない時は、せめてサビの進行を遅らせましょう。

用意したのはサビチェンジャーです。

赤サビを化学変化で黒サビにして進行を遅らせるという物です。

他の車にも塗りましたが、しばらくはサビの進行を抑えることができました。

付属の筆でサビの上から塗って行きます。

しばらくすると赤かったサビが黒く変化します。

裏側も塗っておきましょう。

亀裂が入っている場所などに良く塗り込んでおきます。

乾くと幕が出来て水の侵入を抑えてくれる様です。

難点と言えば白い車だと黒くなった部分が目立ってしまうことでしょうか。白いペイントで隠しましょう。

再びサビが始まったらもう一度塗ってください。

ちなみに軽トラの荷台の錆びた部分に塗った結果で、赤かったサビが徐々に黒く変化してきました。

さらに一週間経過したら完全な黒サビ状態になりました。

とりあえず錆の進行を遅らせるという処置になりますので、根本的な解決には至りませんが、何もしないよりは相当マシです。

究極の錆修理は板金塗装屋さんに依頼

塩カルによる錆は内部からボロボロになって来ますので素人の手には負えません。応急処置的にサビチェンジャーを塗って進行を遅らせますが、なるべく早く専門家にお願いしてきれいに修理してもらう方が確実です。

これは知り合いの車なのですが、この冬にリヤフェンダーが錆びました。

見事な赤サビです。ドライバーで突っついてみたらボコッと穴が空きました。裏からサビが来てボロボロです。板金塗装屋さんの修理結果です。さすがに綺麗に仕上げてくれます。

最近、サビ対策用の良いパテが出たのでそれを使って修理したとの事です。

とても高価なパテだそうです。

ちなみにこの位のサビ修理で三万円の出費になります。両側だったら六万円。

車のサビ取りと修理のまとめ

第一段階 タッチアップペイントでサビ防止

塗装の傷だけでまだサビが始まっていない時はすぐにタッチアップペイントを塗って錆びを防止しましょう。

第二段階 コンパウンドでサビを取ってからタッチアップ

傷の下が錆びてきてしまった場合、コンパウンドで錆びを取ってからタッチアップペイントを塗って錆びを防止します。

第三段階 サビチェンジャーで進行を遅らせる

塩カルでゴッソリ錆びてしまった部分はサビチェンジャーを塗って進行を遅らせましょう。

究極のサビ修理は板金塗装屋さんに依頼

素人の手に負えない位錆びてしまったら専門家にお願いするのが一番の方法です。

いずれにしても早めの対策で錆びを広げないようにしたいものです。

今回使ったカー用品はこちらになります。

コンパウンド 細目・中目・粗目の3本セットになっています。

サビチェンジャー サビの進行を遅らせてくれます。

タッチアップペイント ご自分の車の色に合わせて揃えましょう。

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