とにかく安価にスピーカーを自作する

職場の余興で使うスピーカーが欲しいなあと思っていましたが、結構なお値段がするので躊躇していたところ、超安価に作ることが出来てしまいました。買わなくて良かった(笑)

廃車から取り外して費用0円

いつもお世話になっている自動車修理工場の廃車置場で良い物を見つけました。

白いスピーカーが付いています。これは、カロッツェリアのスピーカーユニットで2005年頃の物ではないでしょうか。

車はミニバンで、やはり2005年頃の車でしたのでスピーカーも10年以上経過している物でしょう。ただ、あまり大音量を出して乗るような雰囲気の車ではないので壊れている事はないでしょう。

スクラップになる車だからから外して良いよ。との事でしたので取り外してみると、カロッツェリアのスピーカーユニットTS-F170でした。

17cmクラスになるので見た目は大きいのですが、コーンの部分は14cmです。カロッツェリアのサイトを見ると、入力の定格は25Wで最大110Wです。再生周波数は30Hz~28,000Hzとなっています。

発売当時の定価は2個で11,000円です。

今回はこのスピーカーユニットを使ってイベント用のスピーカーを作ろうと思います。

費用0円で作成できた

家にあった合板の切れ端を集めてみたところ、高さ35cm幅17cm奥行き25cmのボックスが2台作れそうでした。

共鳴管は畑で使う黒マルチの芯を使い、直径40mm、長さ100mmにしました。

塗料も刷毛塗りの黒い水性塗料が余っていたのでこれを塗ります。パテやサンドペーパーも前回のテレビ用スピーカーの時に使った物が余っていて何も買いませんでしたので材料費はかかりませんでした。

簡易塗装で時間短縮

せっかく材料費がかからないのに、時間がかかってしまってはもったいないので仕上げも適当に行います。

何しろ持ち運ぶ物なので、ぶつけたりこすったりします。綺麗に仕上げても仕方ないでしょう。

組み立て自体はTV用スピーカーと同じ方法ですが、表面処理~塗装までの工程を大幅に省いて時間短縮しましたので、5時間位で出来上がりました。

早速テレビ用スピーカーの代わりに鳴らしてみたところ、まずまず良い音がするではありませんか。これはもうけた。

左が前回作ったテレビ用スピーカーで右が今回作ったイベント用スピーカーです。

ビスがそのままなのは、前面パネルごとユニットを交換できるようにしていろいろ実験するためです。

イベント用スピーカーまとめ

材料費0で出来た割にそこそこ良い音でなりますが、何しろ10年以上も車に取り付けてあった物なのでクタビレているのかなあ?という気もします。夏場は車内は高温になりますし、冬場は氷点下になりますから。

色も真っ白より少し黄ばんでいる様に見えます。

まあ、今回は安価に作るのがコンセプトだったので結果は大成功と言えるでしょう。

そのうちフォステックスの16cmクラスのスピーカーユニットを手に入れて取り付けてみようと思います。

このスピーカーにミキサーとアンプをつなげば安価なイベント用音響システムの出来上がりです。

最後に、スピーカーボックスの詳しい作り方はこちらからどうぞ。

Fostex P1000Kにスピーカーボックスを自作してテレビの音を改善