ヒドイ音を何とかしよう

テレビに自作のスピーカーを接続したところ、驚くほど良い音になったので紹介します。(動画有)

耳に優しいまろやかな音で、長時間間聴いていても疲れません。しかも、爆発シーンなど、ど~ん!という音が鳴って迫力があります。標準のしょぼいスピーカーでは聞くことが出来ない音が鳴って、テレビを見るのが楽しくなりました。

映画や歌番組はもちろんの事、CMでさえ楽しくなってしまい、テレビの前から離れる事が出来なくなってしまいました(笑)

自作スピーカーを作るために買った物

買ったのはアンプとスピーカーユニットとスピーカーの箱を作る合板で、全部で8500円位で出来ました。

(ビスや木工用ボンドや塗料などは家にあった物を使いましたので計算に入っていません。)

スピーカーユニット

FOSTEX 10cmフルレンジユニット P1000K 2個購入してください。(2個でセットになっている場合もあります。)

安価ですがとても評判の良いスピーカーユニットです。

※左右2個分買わないといけません。

デジタルアンプ

Lepy デジタルアンプ LP-2024A + 12V 5Aアダプター付属

こちらも値段の割に良い音がすると評判の品です。私も実際鳴らしてみて驚きました。

合板(ベニヤ板)

ホームセンターで売っている厚さ12mmの物です。

90cm×90cmの物一枚あれば左右のスピーカーボックスが作れます。

最近の薄型テレビの内蔵スピーカー

画面の枠が小さくなって、本体の厚みも薄いですね。

その分、少スペースで設置できて良いのですが、スピーカーが入る場所はわずかな空間しかなくて、小さなスピーカーが下に向いて付いている物が多いのです。当然薄っぺらいショボい音しか鳴りません。これはヒドイ。こんなスピーカーでは良い音が出るはずありません。

一度外付けのアンプとスピーカーをつないで良い音で聞いてしまうと、テレビ内蔵のスピーカーでは物足りなくなってしまうのです。

知らなければそれで済んでしまうのでしょうけど、本当はもっと良い音がするはずなのに!って思ってしまいます。

スピーカーボックス(エンクロージャー)の製作手順

10cmサイズのスピーカーで良い音が出るようになるまで3台試作してみました。その結果この寸法で作ったボックスが低音も出て良い音で聞こえましたので紹介します。

1・図面にしてみる

材料を無駄にしないように図にして確認してみることをお勧めします。

サイズは縦300mm  幅150mm  奥行224mmになります。

2・切り出し

家に電動ノコギリがあれば良いのですが、無ければホームセンターで買った時に切り出しもお願いすれば良いでしょう。切り出し料金は別途必要になります。

3・穴あけ

こちらも道具が無ければホームセンターでお願いしてください。

私はサークルカッターとホールソー(30mm)が家にあったのでボール盤に取り付けて穴を空けました。

スピーカー用の大穴が98mmで共鳴管用の小穴が30mmです。

このボックスにはスピーカーを中から取り付ける予定です。寸法をノギスで測ったところ94mmでギリギリでしたので98mmで少し余裕を持って空けました。

こちらはサークルカッターを使って穴を空けました。

30mm位〜120mm位まで幅広く対応できますので一つあると色々に使えて便利です。

4・組み立て

木工用ボンドをたっぷりと塗ってからスリムビスを使って固定しました。

まず枠組みを作ってから前面パネル(穴が空いている面)を取り付けます。木工用ボンドがムニューとはみ出すくらいたっぷりと塗ってください。

はみ出したボンドは拭き取っておきましょう。

※今回は木工用ボンドが硬化した後でビスを抜いて、パテを使って穴を埋める予定ですが、このままビスを残しておいても良いでしょう。

5・共鳴管の取り付け

ちょうど良い障子紙の芯がありましたのでそれを共鳴管に使いました。内径32mm位です。取り付けにはホットボンドを使いました。

管の中は黒い画用紙を貼って目立たなくしました。

6・仮音出し

塗装まで済んでから音を出してみて、あれ?思った通りの音が出ないぞ?って事になると、時間と塗料等が無駄になってしまうのでこの段階でスピーカーユニットを付けて音を出してみます。

スピーカーケーブルを2メートルで切ってスピーカーにハンダ付けします。

スピーカーの端子に赤い印がある方が+側です。(右側)

スピーカーケーブルは黒い線の入っている方を+にします。何か印のある方が+側って思っていれば良いでしょう。

充分に熱したハンダゴテで手早くハンダ付けをします。

ケーブルの反対側も皮をむいてハンダを流しておけば先端がバラバラにならずに済みます。

仮組が完了しました。

スピーカーユニットのエージングも済んでいない状態ですが、音の傾向は聞く事が出来ます。しばらく鳴らしてみて結果が良ければ仕上げに入れば良いでしょう。

7・パテ埋め

取り付けたスピーカーユニットを一旦取り外してからボックスの傷やつなぎ目の段差を木工用パテで埋めて行きます。

気温にもよりますが、8時間位はそのままにして充分硬化させてください。

8・下地処理

硬化したパテを150番の耐水ペーパーで水研ぎをして表面を整えます。(水をつけて削ります。

修正しきれなかった箇所はもう一度パテ埋めをして水研ぎをします。

ビスを抜いてパテ埋めした箇所です。こんな感じで平らになっていれば大丈夫です。

次にプライマーを吹きます。

自動車の塗装下塗り用のプライマーです。これを二度吹きしてから乾燥させます。

乾燥したら400番位の耐水ペーパーで水研ぎをして表面を整えます。

もう一度プライマーを吹いてから400番位の耐水ペーパーをかるくかけて表面をきれいに仕上げます。

9・塗装

今回はつや消し黒で仕上げます。

なるべくムラにならないように一回吹いて、乾燥したらもう一回吹いて乾燥を待ちます。

10・本組み立て

塗料が充分に乾燥したらスピーカーユニットを取り付けます。

集音材として内部にニードルパンチのカーペットを貼り付けます。ホットボンドで貼りました。

とりあえず上と片面だけ貼って様子を見る事にします。エージングが済んだ時に反響がひどくて変な音を出していたら全面に貼ってみたり、素材を変更して調整しようと思います。

裏蓋を付ける時は戸当たり用のスポンジゴムを挟み込んで空気漏れを防ぎます。

最後に裏蓋のケーブルが通った穴はホットボンドで塞いでおきましょう。

11・アンプの接続

電源アダプターをコンセントにつなぎ、アンプと接続します。

テレビのヘッドホン出力からアンプへとつなぎます。

スピーカーケーブルを+と−を間違えない様に接続します。

高音のつまみの位置は12時の方向位。

低音のつまみの位置は3時の方向位。

ボリュームは2時の方向位。

この時のテレビのボリュームは20位でちょうど良い音が出ています。テレビによって違いはあると思いますが参考にしてください。

12・スピーカーのエージング

新品のユニットなので少し鳴らし込んであげないと本来の音が出ません。

私の場合はテレビかラジオにつないで音を出しっぱなしにしています。

カサカサした様な音や硬い音が丸くなって、低音がきれいに出る様になればオッケーでしょう。

どの位の時間で良いかはユニットや鳴らす環境によって様々なので一概に何時間必要って事はわかりませんが、今回は朝からテレビにつないで少し大きめの音を鳴らしていたら、夕方の暗くなる頃には音が良くなっていました。

13・電源の連動

テレビの電源を入れた時にアンプの電源も入る様に連動型の電源タップを用意すると楽チンです。

私はパソコン用に使っていた物をテレビで使いましたが良好でした。

テレビ用スピーカーのまとめ

最近のテレビはとにかく薄型で、しかも軽いので設置に苦労はしません。しかしその分音が犠牲になっています。本当にショボい音しか鳴りません。

まずは手持ちのスピーカーがあればつないでみてください。今まで聞こえなかった音にびっくりするはずです。

大迫力の爆発シーンや音楽番組の素晴らしさ、CMの懲りように感動します。ぜひやってみてほしいと思います。

今回使ったスピーカーです。2個購入してください。

安価で良い音がするアンプはこちらです。

動画も作ってみましたので良かったらご覧ください。

スピーカーBOX作りにあると便利な道具は以下次のページからご覧ください。

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