劣化しない巣箱
昨年作成して山の松の木にかけておいた排水パイプ巣箱1号(VU100)にヤマガラが入りました。
近くには木で作った普通の四角い巣箱と、丸太をくり抜いて作った巣箱があるのですが、排水パイプ巣箱を選んでくれたようでうれしいです。
排水パイプ巣箱の作り方のページは下記からどうぞ。(動画もあります。)
ヤマガラの選んだ巣箱
昨年かけた巣箱は三種類。どれに入ってくれるだろうか?実験も兼ねています。
最初に丸太の巣箱を覗いてみましたが、巣材は入っていませんでした。一番巣箱に適しているのではないかと思ったのですが、ヤマガラは選びませんでした。
次に、四角い標準的な巣箱を覗いてみましたが、木の葉がいっぱい入っていました。鳥ではありません。もしかしてリス?
最後に、ダメだろうな?とあきらめていた排水パイプ巣箱の蓋を外してみたところ、何とヒナが上を向いて口を開け、ピーピーと餌をねだるではありませんか。
このヤマガラの親鳥は排水パイプで出来た巣箱を気に入ってくれたみたいです。何だかうれしくなってテンションが上がった私は、慌てて家にカメラを持ちに戻ったのでした。
蓋を元に戻してその場を立ち去った私。無事に巣立ってくれるように祈っています。
排水パイプ2号の様子を動画にしましたのでご覧ください。
こちらは家の近くの電信柱にかけたもので、ヤマガラが子育て中です。
山奥の四角い巣箱にもヤマガラが営巣
標高でいうと1,100メートル付近になりますが、更に山の奥まで入った場所に3箇所巣箱をかけてみました。こちらは四角い標準的な巣箱です。
このタイプの巣箱はヤマガラが好んで入ってくれるため期待していましたが、3個かけた内2個にヤマガラが入ってくれました。
四角い木の巣箱の作り方はこちらからどうぞ。(動画もあります。)
そ〜っとはしごをかけて登って屋根を開けてみたところ、かわいい小さな卵が7個もありました。ちょうど親鳥が居なかったのでしっかり観察させていただきましたが、7個の卵が羽化して全員ヒナになったら親鳥は相当に忙しいのではないかと思います。
今シーズンは実験分も合わせて14個の巣箱を管理していますが、ヤマガラが4組、シジュウカラが3組、合わせて7組の夫婦が子育てに利用してくれました。
みんな無事に巣立ってね。
皆さんも巣箱を作って観察してみてはいかがでしょう。
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