野鳥の子育て
3月に巣箱を作って山の松の木にかけておきましたが、本日確認に行くとヤマガラが入っていましたので観察を続けたいと思います。
巣箱の作り方はこちらからご覧ください。
野鳥の巣箱の作り方と材料一式 (動画有)
卵を抱いているヤマガラ
3月7日に山へ巣箱をかけましたので、あれから2ヶ月が経過しています。
しばらくしてシジュウカラが出入りしているのを見たのですが、気に入ってくれなかったみたいで住み着きませんでした。
5月4日。そう〜っとはしごをかけて登って巣箱の蓋を開けてみてビックリ。何とヤマガラが卵を抱いているではありませんか。
おっと!やった〜! ヤマガラが入ってくれたなんて最高です。気に入ってくれたんだ。(テンションMAX)
ヤマガラが卵を抱く期間は2週間。14日位ですが、今日で何日めなのかはわかりません。雛になった時から逆算するしかないですね。
5月7日のヤマガラ 卵から雛へ孵化
3日ぶりに巣箱の観察をしてみましたところ、小な雛が4羽位居て大きな口を開けて上を向きました。まだ目が開いていません。
逆算すると4月の中旬、18日〜20日頃から卵を抱いていたのではないかと思います。
黄色いくちばしがいかにも雛って感じです。しかも丸裸。親鳥が帰ってきたと勘違いして餌を欲しがっている様です。
親鳥がどんな餌を運んでいるのかを見てみたいのですが難しそうです。この時期なので小な昆虫を捕まえてあげているのだと思いますが、雛たちの食欲を満たすのは大変そうです。
ずっと見ていたい気がしますが親鳥に怒られそうなので早めに退散しました。
孵化してから巣立ちまで大体18日位と言われています。あまり迷惑にならない様に4日に一度くらい覗かせてもらって成長を見てゆきたいと思います。
5月14日のヤマガラの雛
7日ぶりに巣箱を観察しに山に出かけてみました。雛にとっての7日間の成長はどんなものか。ごらんください。
ほとんど丸裸だった雛も体が大きくなり、羽が生えています。巣が深くなっていますし広がっている様子です。雛の成長に合わせて穴が大きくなっています。折り重なるように密集しているので一羽一羽がよく分からない様な状態です。
親鳥は出かけていていない様でしたが長居は無用。早々に退散しました。
5月17日のヤマガラの雛
3日ぶりに巣箱を覗かせてもらいましたのでご覧ください。
だいぶ成長して全身が羽に覆われました。巣立つ日も近くなってきた様子です。近くで親鳥が警戒音を出しています。急いで退散しました。
5月20日のヤマガラの雛
また羽が生え揃っています。写真で見ても成長の早さがわかると思います。
出来れば巣箱から飛び立つ瞬間を見てみたいものですが、一日中張り付いている事が出来ないので難しいでしょう。
5月22日 巣立ったヤマガラの雛
実は5月21日の午前中に覗いてみたらまだ居たのですが、22日の午前には巣立った後で居なくなっていました。
巣の真ん中にウンチだけ残して行ってしまいました(笑)
ヤマガラとはどんな鳥?
特徴は首の後ろの茶色い羽と鼻の先がちょっと黄色い可愛い鳥です。
漢字で書くと山雀と書くそうなのですが、スズメ目シジュウカラ科に属す野鳥です。
標高1500メートル以下の森や林に生息していて、この辺りでは4月から5月頃に卵を産んで子を育てます。
※イラストは(いらすとや)さんより。
写真の通りコケなどを集めて来てすり鉢状の巣を作り、そこに獣の毛などを集めて布団代わりにしているみたいです。
餌は春から秋にかけては小さな昆虫を食べていますが、冬は木の実などを食べています。
昔は芸をしていた鳥
今は鳥獣保護法で捕獲禁止ですので見かけなくなりましたが、昔は神社でおみくじを引いてくれる鳥として有名でした。
学習能力が高い鳥で、鐘つきなどの芸も出来たと聞いています。
巣立ちまでを観察
一番の心配は蛇なのですが、松の木の高い位置に取り付けてあるので大丈夫でした。無事に全員巣立って行きました。
巣立ちまでの日数
5月5日〜6日に雛になりましたので、巣立ちまでに18日〜19日 でした。
巣立ちの瞬間に立ち会うことが出来なかったのは残念ですが、無事に大きくなってくれて良かった良かった。
ちなみに巣箱を設置してみたい方はまずは完成品で様子を見てはいかがでしょう。
種類もいろいろあって楽しいです。
野鳥の巣箱を自分で作りたい方はこちらをご覧ください。
切り妻屋根タイプの巣箱の作り方はこちらからご覧ください。
野鳥の事をまとめたページでは観察の様子を集めてあります。
いろいろな巣箱の作り方をまとめたページはこちらです。植木鉢や丸太に排水パイプで作った巣箱がありますのでご覧ください。