松茸山に入る時に気をつけること
2015年の秋は松茸が豊作で、私みたいな「にわか松茸採り」でもいろいろ勉強になりました。学んだことを少し書いてみたいと思います。
2018年に撮った動画もページの最後に貼っておきましたので良かったらご覧ください。
※2018年シーズンはキノコ狩りでの事故が多い年でした。
※2019年シーズンは大不作でした。
なるべくなら複数で山に入りましょう。装備をしっかりと。過信は禁物、無理しない。夢中になりすぎない様にして、安全に楽しくキノコ狩りを行ってください。
1・止め山に無断で入ってはいけません。
松茸山は、ほぼ「止め山」になっています。個人の所有だったり、高いお金を出して「権利を買っている方」がいます。山主(やまぬし)と言います。
ちなみに、私もお金を出して山主さんの仲間に入れてもらっています。
無断で採れば窃盗罪になってしまいますので、観光松茸狩り園に行くか、山主さんと知り合いになって連れて行ってもらうか、山主さんの仲間に入れてもらうと良いでしょう。
捕まった場合、山によっては百万円単位の罰金を請求されます。
2・松茸山には熊がいます。
結構山の奥まで行く事がありますし、最近は人里近くに現れる事もあります。熊除けの鈴は必ず持って行きましょう。
3・周辺を荒らさない様に歩きましょう。
足元に気をつけて、大事な松茸を踏まない様に歩きましょう。またゴミを出さない事と、タバコも遠慮しましょう。吸い殻ポイなんて絶対ダメですよ。
4・なるべくビクを使いましょう。
松茸の胞子が落ちる様にビクを使うと良いでしょう。なるべくなら、ビニール袋は使わない方が良いとされています。私は傘開きの松茸が採れた時は、わざわざ手で持って歩いて胞子を落とすようにしています。
5・目と鼻と耳を使う。
目で7割、鼻で二割で松茸を探している感じです。残りの1割は耳で獣の物音を感じる様にしています。
松茸がありそうなポイント
松茸は、地表近くにある松の木の根っこに付いた菌から生えてきますので、松が生えている林で探さなくてはなりません。
1・松の木の根っこ付近
こんな感じの松の木の根っこや周辺にはありそうですね。踏みつけないように慎重に探しましょう。
例えば上の◯の所で見つけたとしたら水が流れそうな方向へ探すともう一本とかあるんですよ。点と点をつなぐというか。
その先が砂地の何でもない場所でも生えていたりします。
2・下から見上げる
上から見て探すより、下から見上げた方が見つけやすいです。
例えば上からみると松葉がかぶっていてわかりにくいのですが、下から見上げる様に探すとごらんのとおり。
松茸を見つけたら
こんな風に生えていると、注意して歩かないと踏んでしまいそうです。
松葉をどけてみました。
軸が長いのでなるべく奥まで指を入れます。やたら引っ張ると切れたり傘が傷んでしまいます。
少し揺らす様にしながら上にゆっくり引き抜きます。
上手く抜けました。
一本あったら周囲にもう一本あるかもしれません。探してみましょう。
ここにあるのがわかりますか?こんな風に松葉が被っていると見つけにくいのですが、慣れてくると盛り上がり感や周囲の匂いや雰囲気でわかる様になります。
松葉をどけてみるとこんな立派な松茸が!
2015シーズン最大の松茸がこれ。
こいつにはビックリ何と300gありました。
来シーズンも沢山採れると良いですね。楽しみです。
翌年の2016シーズンはまあまあ豊作でした。
2017年シーズンは全くの不作で、私は一本も採ることが出来ませんでした。残念。
松茸2018シーズン
平成30年の秋。大豊作との事でTVで連日取り上げられています。
しかし、私の住んでいる地域では豊作とはいきませんでした。夕立がほとんど無くて山が乾いています。
そんな中、少し収穫がありましたので動画にしてみました。
松茸2019シーズン
令和元年の秋。天候不順の影響からか松茸をはじめアミタケやリコボウなどの雑キノコも超不作でした。
今年はだめだこりゃあ。買った山代の元にもならなかった(笑)来年は豊作であってほしいものです。
道の駅で見ていたら、松茸の争奪戦になっていました。
ちなみにネット通販でも国産松茸が買えます。
どうしても欲しい方はこれしかないですね。
こちらは松茸採りの動画です。
都会に住んでいる方は松茸山に入る機会なんてなかなか無いと思います。入った気分になってご覧ください。
来年は採れるといいなあ。
2020シーズンはものすごく不作でした。またしても元になりませんでした(笑)