大事に保管して長持ち
今日は除雪機のシーズンオフの保管方法についてまとめてみました。来シーズンのスムーズな稼働のためにチェックしてみてください。動画も作成しましたのでご覧ください。
動画で触れることが出来なかった内容も記載してみましたのでご覧ください。
洗車しましょう
さて、こんなにあった雪もすっかり消えて春も近くなりました。
冬の間頑張って働いてくれた除雪機ですので、まずはきれいに洗って汚れを落としてあげましょう。
大事なオーガ周辺の点検
間にはさまったものを取り除きます。周辺にオイル漏れや破損がないか確認しましょう。シャフトやインペラ、ジェットシューターに破損が無いかも見てみましょう。私のマシンはインペラ周りの超高分子ポリエチレンが痛んでいました。もう1シーズン使ったら交換した方が良さそうです。
シャーボルトやその他のボルトに緩みがないか確認しましょう。
スキッドの磨耗
スキッドはすり減っていませんか?長年使うとこんな感じになってしまいますので、来シーズンまでに購入して準備しておきましょう。
これはホンダのHS970のスキッドです。使用頻度にもよりますが10年位使うとこんなに磨耗してしまいます。チェックしてください。2個で3,200円位です。
オイルを注しましょう
錆防止を兼ねて稼動部にオイルをシュッとひと吹き。
ワイヤー類にもオイルを注しておきましょう。
ゴムのブーツを外してシュッと。はずしたブーツは戻しておきましょう。
バッテリーの点検
バッテリーの電解液の量を確認し、足りない様なら足しておきましょう。
必ずバッテリー用の補充液を購入して補充してください。水道の水を入れてはダメです。ちなみにこのバッテリーには服を着せてあります。断熱材です。多少長持ちします。
※一番最後にバッテリーのマイナス端子は外しておきましょう。
HSTオイルの点検
走行用HSTオイルの量は冷えている状態でエックするのが基本ですので、動かす前に確認します。
規定レベルより足りなければ補充しましょう。(線と線の間)ヤマハの取説を見ると、純正HSTオイルかディーゼル車用エンジンオイル10W-30でCD級以上とされています。
YAMAHA純正HSTオイルじゃないと気持ち悪い方はこちらからどうぞ。
ディーゼル車用オイルの等級は次の表をご覧ください。
量的にはせいぜい50〜100cc位補充すれば良いと思いますが、売っているオイルは普通4リットル缶なのです。他に使い道があれば良いのですが。
燃料タンクのガソリンはどうする
次に燃料タンクを空にするか?満タンで保管するか?ですが、私はタンク内のサビを防ぎたいので、満タンで保管しています。
注意 赤いタンクの方の小さい口(蝶ナット)を緩めて中のガスを抜いてから大きい口を開けましょう。
※給油はエンジンを止めてから行いましょう。
除雪機の燃料タンクの口元まで給油しておきましょう。空で保管する場合は錆止めスプレーを吹いておきましょう。
キャブレターの燃料
キャブレーターの中のガソリンは抜いておかないと劣化してしまい、来シーズンにエンジンの始動が困難になってしまいます。
ヤマハの場合は燃料コックを排出の位置にすればホースやキャブレターに残った燃料を捨てる事が出来ますので楽チンです。
このタイプの除雪機はキャブレターの下にネジが付いています。
燃料コックを閉めてからこれを回してキャブレター内の燃料を捨ててください。
オイル交換はどうする?
エンジンオイルやオーガのウオームギヤオイルなどの交換は、シーズン前に行えば良いのでシーズンオフには行いません。
保管場所について
可能であれば車庫や倉庫の中など、直射日光や雨風をしのげる場所に保管してください。
直射日光に当たっているとボディーが色あせたり燃料の劣化が早まります。ゴムやプラスチック部品の劣化も早まります。カバーをかけてあげましょう。
※除雪機の盗難がありますので注意してください。
さて、また来シーズンまでゆっくり休んでくださいな。
私がお世話になっている除雪機ネットさんのホームページです。年間1000台売るというのでさすがに詳しいです。パーツや用品も充実しています。
自分やご近所のマシンの事をまとめたページへ。