購入のきっかけは松茸の長期保存

2015年の松茸シーズンは豊作で、食べきる事が出来ないほどの量を収穫しました。

そこで、松茸の保存期間を延ばすため真空パック機を購入しました。前回、保存の結果が良好だった事を書きましたので、今回は使い方について書いてみます。

使用するのはYAMAZENフードパックFDP-L430Wという機械。

追記:現在はモデルチェンジしてYVC-100(W)になっています。

お餅で検証してみました

※ちなみに業務用の真空パック機ともなると、数万円から十万円以上するものまでありますが、家庭ではそんなにすごい物は必要無いでしょう。

まずはこの写真を見てください。

2015年12月29日に我が家でついた餅で、2016年1月22日の結果です。

これは鏡餅です。ラップで包んでおいたのですが、オエ〜!カビだらけ。

カビた鏡餅

一方こちらはYAMAZENのフードパックで処理したお餅です。全く異常なし。

カビなかった餅

ご覧のとおりで、説明は要らないくらい結果がはっきりしています。

真空パック機の使い方手順

と言っても、そんなに難しいものではありませんので心配いりません。

セッティング

・箱から出して電源コードを接続します。

・電源ボタンをONにします。

 これだけです。

パック袋作り

ロールの端を茶色の部分に合わせ、隅っこのフックみたいなところに引っ掛けます。

真空パック手順1

黒いスポンジの手前にある茶色の場所が発熱して袋を溶かしてくっつける仕掛けになっています。

真空パック手順2

蓋を閉めて「押す」と書いてあるところを両手で押します。

真空パック手順3

ブ~と音がしてしばらくすると、プシュー!と言って止まります。

真空パック手順4

これで袋の底の部分が出来上がりました。

保存したい食品を袋に入れる

ロールを適当な長さに切ってから餅を入れます。最初はだいたい15cm位でやってみましょう。

※もったいないからと、あまり短くすると上手くパック出来ません。

お餅が入ったら、黒い楕円のスポンジの部分にロールの先端が入るように置きます。

真空パック手順5

アップにするとこんな感じです。袋の先端がくぼみに入る様にセットします。

真空パック手順6

蓋を閉めてから「押す」と書いてある所を両手で押します。

真空パック手順7

ブ~と音がしてしばらくすると、プシュー!と言って止まります。

ブ~って音は、ポンプで空気を吸いだしている音です。空気を吸い出し終わると熱で溶かして密封するわけです。

機械が止まれば処理終了

真空パックされた餅です。これで長持ちするでしょう。

真空パック手順8

こんなに簡単にできてしまうのです。(実験なので見やすい様に2個だけ入れています。)

これで冷蔵庫や野菜室に保存すればもっと長持ちしますし、冷凍してしまえば更に長持ちします。

ロールについて

参考までに、他社の物でも使えました。ポイントは表面にパターンがあってデコボコしている物なら上手く空気を吸いだせる様です。

ただ、どこのメーカーのでも真空パック出来るという保証は出来ませんので、心配な方は純正のロールを買った方が良いと思います。

付属品は3mの物が入っていますが、すぐに終わってしまうので一緒に購入しておくと良いでしょう。ちなみに6mで1,000円位です。

ちなみに表面がツルツルした普通の袋では真空パック出来ませんでした。

真空パック機の使い方まとめ

食品の長期保存には威力を発揮します。特に松茸の風味が落ちずに長期の冷凍保存が出来たことは一番嬉しかったですね。お勧めです。

空気漏れも心配しましたが全くありませんでした。

最後に、汁物と汁が出る物には使えませんのでご注意。

使用したのはYAMAZENフードパックFDP-L430Wという機械ですが、現在はモデルチェンジしてYVC-100(W)になっています。機能的にはほぼ一緒です。

美味しい松茸はこちらからどうぞ。

松茸を真空パックにする様子を動画にしましたのでご覧ください。

吸引不良の原因と部品交換

追記:2018年6月

購入から2年と8ヶ月が経過しましたが、近頃吸い出しが悪くなってきました。しっかり抜けない時とか全く抜けない時とかあって袋が無駄になってしまいます。

原因はスポンジの劣化

蓋を開けると見えるスポンジゴムの黒い部品。こいつが劣化して漏れがある様です。

上蓋は真っ直ぐなスポンジで、本体側は輪になっていいるスポンジです。

YAMAZENさんにメールで問い合わせた所、部品はあるとのこと。当社で直接販売はできないので製品を取り扱っているお店で注文してくださいとのことでした。

近所のホームセンターで注文

サービスカウンターで型番とパーツの写真を見せたところ、すぐにメーカーに連絡を取ってくれました。

その後一週間で部品が届いたと連絡がありましたので受け取ってきました。上下で1,010円でした。

写真ではわかりにくいのですが、劣化して小さくなっています。弾力も落ちています。

部品交換でメンテナンス完了

新品のスポンジに取り替えた所、バッチリ強力に吸いました。真空パック機復活です。

ちなみに、コーヒー豆を元の袋ごと吸ってみたところ見事に真空パックが出来てしまいました。

スポンジを新品に変えただけでこの威力です。

コーヒー豆を出して専用の袋でパックするのが本当の使い方ですが、とりあえずやってみたら出来てしまったのです。

でも、次回も出来るとは限りません。本来の使い方ではありませんのであまり期待しないでください。

丁寧に返事をくださったYAMAZENの担当者さんありがとうございました。

松茸を真空パッックした時の様子はこちらからご覧ください。

松茸を真空パック保存して1年後も保てた風味と食感(動画有)