自分で交換すれば安上がり
やっておかなくてはと思いつつ、いつも後回しになってしまう除雪機のエンジンオイル交換。本当は除雪シーズンが始まる前に行っておけば良いのですが、いつも降ってから慌てて行う私です。
私の住んでいる場所では11月16日に出動した事があるのですが、この時はエンジンオイルの交換が後回しになってしまいました。早めにやっておくに越したことはありませんね。
除雪機のエンジンオイルの交換は割と簡単にできますし、自分で行えばオイル代だけで済みますので行ってみてください。
除雪機に必要なエンジンオイル
ヤマハ除雪機のエンジンは、4ストロークのガソリンエンジンなので、ガソリン自動車用のエンジンオイルを使えば大丈夫です。
ホンダも同じですね。
粘度は5W-30でSE級以上。量は1リットルあれば良いのでこちらがオススメです。もちろんヤマハ・ホンダ以外の除雪機でも大丈夫です。値段は1000円位です。除雪機にも良いオイルを入れてあげたいですね。
必要量はエンジンによって違うので取説を確認してください。
大きな除雪機でディーゼルエンジンの場合はガソリンとディーゼル兼用で使える物が良いでしょう。4リットルあれば充分足りるはずです。余ったオイルは車に使っても良いです。
ヤマハ純正のエンジンオイルもありますが、割高なので私は使っていません。
オイル交換に必要な工具
オイル交換に必要な道具をまとめてみました。
コンビネーションレンチ
片方がスパナで片方がメガネレンチになっていて使いやすいのでオススメです。1セットあれば色々使えて便利です。
10・12・14あたりをよく使います。
また、除雪機以外にもいろいろ使えるので1セットあれば便利ですね。
オイルジョッキ
オイルをエンジンに注ぐために必要です。必要なオイルの量は1リットルなのですが、2リットル位のオイルジョッキでないと入れにくいのでこちらがオススメです。
廃油処理パック
汚れたエンジンオイルを染み込ませてから捨てるために使います。車のエンジンオイルを捨てる時にも使います。
廃油を染み込ませてから燃えるゴミとして出しましょう。
除雪機のオイル交換の手順
1・暖機運転
エンジンが冷えた状態だったら2〜3分暖機運転をします。オイルが柔らかくなって抜けやすくなります。
2・右サイドカバーを外します。
エンジンを止めてからYS-1070Tの右サイドカバーを外します。スパナでカバーのボルトを外しますが、締め付けのきついボルトがありましたので、メガネレンチを使用して外した方が良いと思います。
必要なメガネレンチは10と14です。
3・ドレンカバーも外します。
右サイドカバーを外すとその下にドレンカバーがあります。このカバーも外しましょう。ネジは手前に2本、奥に1本あります。
4・オイルプラグ(灰色のキャップ)を外し給油口を開きます。オイルが抜けやすくなります。
5・ドレンボルトを外してエンジンオイルを抜きましょう。
抜いたオイルの回収が行いにくそうだったので、使わなくなったヤカンを持ってきて排出口に当てました。
(動画ではお菓子の入れ物を使いました。)
抜いたオイルは廃油処理パックに染み込ませてから燃えるゴミとして出します。
6・エンジンオイルを給油
ドレンボルトを締め付けてから1リットルの5W-30のエンジンオイルを入れて給油します。
給油口一杯まで入れて完了。取説に記載されているとおり丁度1リットル入りました。
7・オイルプラグをはめて交換終了。っというところで、おや??
ここで不具合発見!
電装ケーブルがカバーの角に接触して、振動でスレている箇所を見つけました。
給油口の右。青いカバーの角と、電装ケーブルが接触していて、ケーブルのカバーが少し傷んでいました。長年の間にマズイ事になりそうなのでケーブルの取り回しを変更し、カバーと接触しない様にしました。
次回の交換時にまた確認しましょう。
各部の締め付けを確認してまわりをウエスで拭き取ってから、カバーを取り付け完了しました。
除雪機のオイル交換まとめ
この後車庫に仕舞いましたが、何だか新しいエンジンオイルが入って喜んでいる様に感じました。
✔︎ 自分で行えば自宅で出来るので運搬の手間がありません。
✔︎ 自分で行えば安上がりです。
✔︎ 機械いじっている感が満載です。
✔︎ 4ストローク自動車用エンジンオイル5w-30でSE級以上で1リットル。
明日、明後日はものすごい寒気が入って積雪の予報です。新しいエンジンオイルが入ったので元気に活躍してくれる事でしょう。
多くの方に訪問していただきましたので動画にしました。ご覧ください。
私がお世話になっている除雪機ネットさんのホームページです。年間1000台売るというからさすがに詳しいです。用品も充実しています。
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